広島平和祈念日

NHKスペシャル「原爆投下 活かされなかった極秘情報」、重かった。
なぜ、広島の時、一旦空襲警報が出、解除された状態で、そのまま原爆投下を迎えてしまったのか。
なぜ、長崎の時も、迎撃命令すら出なかったのか。
証言により、明らかになる真実。
正確な情報をつかみ、報告したのに、防ぎ得た被害を防いでもらえなかった。その無念さ。


こうであってほしい、
こうであってもらわなければ、納得を得られない。
・・・願望やしがらみに引きずられ、正確な情報を活かせなかった、参謀本部


広島の原爆投下の瞬間を偶然目撃し、次は体当りしてでも防いでやると決意していた、大村基地紫電改パイロット。なぜ出撃命令が出なかったのか、ずっと不思議に想っていた。番組スタッフから、取材でわかった事実を知らされ、苦悩の表情を浮かべる。深い悲しみのまなざしから、静かな怒りと共にやっと口を開き。
「5時間も前にわかっとったんですか。なら、待機できるじゃないですか。・・・これが日本の姿ですかね。こんなことまた起こるんじゃないですか、ゆるしとったら。」