アーカイブス シルクロード トルファン
25年前の番組になるのかぁ・・・。
想い出は数々あれど、一番印象的だったのは高昌故城。
三蔵法師がインドに向かう途中に立ち寄ったときは、全盛期。
その12年後、帰路に立ち寄ったときには、唐に攻め滅ぼされて廃墟になっていた・・・。
今日は、その回の再放送だ!
僕がシルクロードを旅行したのは、その7年後。
現地に立つと・・・それはもう、凄い体験だった。
数万人規模の都市国家が、土に還りつつある。1000年かけて・・・。
諸行無常。
ひとはなんとちっぽけで、かつ、なんと偉大なんだろう。
こうして再放送に触れて。一家揃って楽しみにしながら観ていたのが、ついこの間の放送だったかのように感じる。各シーン、実に鮮明に覚えている。
でも、題字の出方・キャプションの字体・場面転換のシンプルさ・石坂浩二さんの声の若さ・16mmフィルムの色調・・・昨今の番組とはかなり違う。25年前かぁ・・・・・。
- ゲストの喜多郎さん
柔和な、いい顔をしておられるなぁ。
ラッシュを観て、現地に立たないまま作曲されたとのこと。口ずさめる歌。そして、雄大なロマンを込めて。120%想像力をはたらかせながら・・・。
その後、トルファンに2度出かけて。「TVのフレームに映っていないゴミ。それがまた、昔の人の生活を想像させたりして、ロマンを掻き立ててくれた」
プロデューサーの思い出話も興味深かった。
ふと置かれたLPに気づき、聴いたら、全員が「これだ!」・・・特に現地に行ったスタッフから、ぜひこの人にテーマ曲をお願いしたいとの要望が強かった。「おふろで鼻歌で歌えるような曲を」とお願いして。たくさんの人々に愛される曲になって。
ヨーヨーマ アンサンブルも素晴らしい。現地の街角で聴いた音楽を想い起こさせてもくれる。空気や匂いを感じさせてくれる。
けれど、やはりこの、まだ見ぬシルクロードへの「想い」だけでつくられたシンセサイザーの音に、心をわしづかみにされる迫力があるなぁ。
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