上海市内観光

朝食。レストランほぼ満席に。こんなにお客さん泊まってたんだ。紙ナプキンを崩して「使ってますよ」状態にし、料理をとりに行って戻ってくると・・・ビジネスマンが座ってる。あらら!
他に空きがないぞ・・・奥の方の、なにかの関係者用席らしきエリアに、中国語の表示がわからないのを良い事に座るw
8:45 ホテル発
高架道路で都心へ。5階建てくらいの綺麗な集合住宅が、かなり古い(たしか60年)ものだったり。
高層ビル、マンションかオフィスかは、エアコン室外機取り付けスペースの有る・なしでわかるそうな。マンションはスケルトン売りで、設備・内装工事は購入者が全てやる。「自分の好み通りにできて無駄がないですね」「でもめんどくさいよ」日本でいう定期借地権つきの売り方のように、土地の使用権は数十年(数字ど忘れ)。
都心に残る、3階建てくらいの低層住宅密集地。「貧乏だけど大金持ち・と言われてます。狭い家にぎゅうぎゅうで暮らしは貧しいけど、再開発で立ち退きが決まった途端、莫大な保証金を手にする。」「日本でもありそうな話ですね」

上海市博物館

確か9時頃・開館まもなくの到着。
入館時セキュリティチェックがとても厳重。行列ができてる。
公安が、空港みたいな手荷物チェック。あれ?長男がひっかかった。若い女性警官に怖い顔でなにか言われてる。けどわかんない。「日本人?」長男うなづく「にもつあずきろ」ほら、荷物を預けてくださいって言ってるんだよ。
まさか命令形で物を言われると想っていないものだから、発音はなかなか綺麗なのに、聴き取れない。軍と警察は26年前と変わらず「おいこら」ぽいな、こりゃ。
ノートPCが持ち込めないようだ。クロークに預ける。
まず青銅器のコーナーをじっくりと。小学生の団体がワークシートを持って見学してる。英語で喋ってるから、インターナショナルスクールみたいな学校なのかな。
ロストワックスなど、今も使われてる技法が古代に完成してたことに驚く。
少数民族のコーナー 衣装、刺繍、楽器、船など充実してたけど、しまった、26年前ウルムチで充実した博物館観てたから、ここ省略しても良かった・・・
貨幣のコーナー 貝の貨幣から、青銅器の貨幣、シルクロードで流通した東西各国の貨幣、軍票など、駆け足で観たけど圧巻。古代から貨幣に親しんでるこの地域にの人たちに、市場経済のなんたるかの理解で叶うわけがないな、こりゃ。
家具のコーナー 明朝の家具はシンプルでモダン。いまの家具に相通づる。清朝のはとてもデコラティブ。


10:50再集合 外から観るとコンパクトに観えた建物。でも、半日はかかる展示量だった。
実は地下も5階、収蔵庫があり、数ヶ月に1回展示替えだそうな。
入場無料。夏は涼みに来る市民でいっぱいとのこと。
妻子の話によると、水墨画や書の展示も見事だったそうな。暗がりになってて、近づくとふわっと作品に照明があたる。
ミュージアムショップが広い! 鼎のレプリカとか、面白いものいろいろ売っていそう。

外灘

南のはずれの船のりばで車を降りる。外灘エリアは渋滞防止の為、駐停車禁止なのだそうな。
再整備された川沿いのデッキを歩く。気持ちいい。笑顔で散歩する人々。
26年前は、川沿い、カップルがずらりと等間隔に並んでたなぁ!そういえば。
信号旗の少し先で時間に・折り返す。

お茶屋さん

ちょっぴり南、川沿いのデッキが切れた先は、倉庫街がバーやおしゃれショップになりつつあるエリア。
ここのお茶屋さんに。(もう少し暑くなると、夜も営業して、ビールを出すそうな)
5種類ほどのお茶を試飲。手際が見事!僕たちは4人だけだけど、テーブルの広さ、控えてるスタッフの数からして、30人くらいの団体に一斉に対応出来るんだろうなぁ。
のんびりと猫が一周。お客様が来ると、くるりと散歩するんだそうな。
杜仲の樹皮のお茶と、ブロック状のお茶を購入。
ツアーのおまけで、鉄観音の小缶をひとりひとつづつ。

豫園

司令部が置かれたため半分焼けた。明朝の家具・素敵な書斎。壁をくぐるたびひろがる新鮮な眺め。こうもりの形の屋根・龍にひごされる蛙・海の中でおなかのなかに玉をつくり、それが完成して口にくわえると空をとべるようになる
「日本人だって、観ただけでわかるもんですかね?」「商売やってる人は、ちゃんとわかるね。中国人・韓国人・日本人」「顔や服装じゃ区別つかないですよねぇ」「歩き方だね」

昼食 上海料理

工芸品館

子どもたち、はんこを購入。

新天地

90年前の建物をリノベーションした、おしゃれショッピングエリア。カフェが多い。凄く雑に言うと、イクスピアリを、本物の90年前の建物で創ったみたいな感じ。

ラテックス寝具屋

デモンストレーションが楽しい。
なるほど腰痛によさそうなのだけれど、マットレス7万円は高いなぁ・・・。
7000円の枕を1つ購入。(いびきの音量は、半減したそうな)

夕食 海鮮料理

夜景クルーズ

たぶん26年前上陸したあたりからの出港。大人気!待合室は、黒山の人だかり。団体さんが多い。中国の国内旅行と、韓国の団体のようだ。
なるほど人気があるわけだ、外灘も浦東も見事だった。
けれど、結構なおねだん。個人旅行で来るなら、外灘の川沿いテラスから眺めるのでもいいかな。実際、たくさんの人出だった。


浦東の2つのビルが夜間、壁面ガラスが巨大TVのようになって、CMなどを映してる。
シロクマとペンギンが涙を流すCM。「言葉わかんなくても地球温暖化防止ってわかるね!でもイルミネーションやめたほうが効果的なんじゃない?」と息子たち。


もう少し暖かくなると、レーザーを使ったショーもあって、もっと派手になるんだそうな。
国による運営。
毎日2000人だったかな・が船に乗って。
投資額がこのくらい、収入がこのくらいで、ランニングコストがこのくらいで・・・ガイドさんの計算によると、2年でもとが取れてる。
上海万博に備えて、国が資金を出して夜景を整えたんだそうだけれど、その価値おおあり。
「お金出して、船買って、クルーズやりますか! でも、免許が出ないだろうな」