理系と文系の乖離

製造現場でとてもうまくいった、QC活動。
しかしそれを、全社に拡げ、さらには製造業以外へも展開する試み、TQC・QA活動は、あまり上手く行かなかったようだ。


むしろ、欧米で成功し、
ISOマネジメントシステムや、顧客満足向上活動などの形で、逆輸入されている。
しかしそれも、製造現場では上手く機能しているが、
それ以外の分野では、どうも今ひとつなのではないだろうか。TDRなど、数少ない例外はあるけれど。


なぜなのだろう?
そこに、日本の停滞の理由と、今後の発展のヒントがあるんじゃなかろうか。


ひとつ思いつくのは、日本特有だと噂に聴く、理系と文系との乖離。
理系と呼ばれるひとたちは、システム思考に慣れている。具体的証拠に基づき、仮説をたて、検証し、ゴールに近づく手法も身につけている。しかし、数値化出来ないことがらを具体的ゴールとして設定するちからに欠けている・かも。
文系と呼ばれるひとたちは、”私は、論理的思考が苦手”と堂々と宣言しても、許されてる・かも。