ユニトラムと路面モジュール(T-Trak)

うかつにも、先日阪急INGSの鉄道模型売り場に行くまで知らなかったんですが・・・KATOから、路面軌道・ユニトラムが登場するそうな。

UNITRAM/ユニトラムは、Nゲージ鉄道模型で路面軌道(トラム)を中心とした街づくりを楽しめる、コンパクトなテーブルトップのレイアウトシステムです。

既存の道床つき線路・ユニトラックや、町並み再現セット・ジオタウンと組み合わせて使えるよう、規格が実に巧みに設定されているみたい。


こうなると気になるのが、ユニトラックをベースに規格設定された、路面モジュールT-Trakとの互換性。我が家にも、JAMの制作教室でつくったものが3台あります。

● 専用設計の路面軌道・・・ユニトラム路面軌道の複線間隔(直線部:25mm)は通常の鉄道の複線間隔(33mm)より狭くなっています。曲線半径は大きな交差点の内側を通る設定で、内外同一半径のR180を採用しています。
● ユニトラックと接続可能・・・基本はUNITRACK線路システムと同一規格を採用。線路の長さ、高さ、道床幅、接続部(ユニジョイナー)、レール断面などが同じです。

おぉ、行けそうだ!


路面モジュール 公式規格と、
KATO UNITRAMの配線パターンとを見比べました。
・・・路面モジュール用の線路として、活用できそうです。
直線モジュールには、ユニトラム直線軌道2枚と、62mm直線線路
曲線モジュールには、ユニトラム曲線軌道2枚の両端に、62mm直線線路
これでぴったり。
センターポールさえ取り外せば、路面モジュールの規格どおりになるようです。


曲線軌道同士の接続部は、複線間隔がユニトラック標準の33mmになっているので、ユニトラック規格や、路面モジュールのオルタネート規格への変換モジュールも簡単に作れそう。


ユニトラム軌道に、ユニトラックの高架プレートと橋脚をはかせれば、簡単に路面モジュールを組み込んで遊べそう。我が家にある3台のモジュール、複線間隔の調整が面倒で、眠りっぱなしでした。
62mm長の直線軌道が発売されたなら、路面モジュールを、極めて簡単に創れる様になりそうです。
ポイントやクロスが発売されたなら、面白いレイアウトが組めそう。


たぶん今後、
平面的な風景は、ユニトラム+ジオタウンで再現できてしまう。
立体的な風景・・・川とか、築堤とか、地上+地下軌道とか・・・や、車庫などに、路面モジュールが使われるようになるんじゃないでしょうか。情景のつくりこみや、集合運転会にも、モジュールレイアウトのほうが有利なのかな。
そして、両者の接続モジュール・・・平面路面→平面地下&坂上路面とか、坂上路面→高架&平面路面・・・を創れば、高架線とも絡めて、立体的なLRTレイアウトが楽しめそう。