改革に抵抗するひとを、同志にする

どんなに素晴らしい改革でも、
・・・たとえ、現状が悲惨で、効果が素晴らしくて、リスクが少なくても
慣れた日常を変化させることには、大きな抵抗が生じます。


妥協をして、次善の策をとると、しわ寄せを受けた他部署から不満が出たり。
職権を発動して無理やりやらせると、遅々として進まなかったり。
こっそり実施して、日常を変えてしまうと、被害者意識が根付いてしまったり。


ぶっちゃけ私は、そんな失敗を数々繰り返してまいりました(^^;
かくしていまや、押しも押されもせぬ、ご立派な窓際族に。


それは別に、かまわないんだけれど、
残念でたまらないんです。
ほんとはねぇ、みんな”より良くしたい”と想ってるはず。
なのに、なんで角突き合せなきゃならんの?


廃校寸前だった、品川女子学院を改革しようとした、漆 紫穂子さん。

 孤軍奮闘する毎日の中で、漆氏は「人が動かない理由」には以下の4種類があることに気付きます。

(1)知らない(現状を実感として把握していない)

 内部にいると、厳しい現状でさえ日常になってしまい、危機感を失っていきます。

(2)責任を取りたくない

 賛意を表明してしまうと、失敗したときに自分の立場が悪くなるから。現場での協力はするが、賛成はしないという人もいました。

(3)めんどくさい

 現状を変えるのが面倒なので、あれやこれやとうまくいかない理由を挙げてやらないで済まそうとしました。

(4)あなたが嫌い

 改革着手当時は20代とまだ若く経験も浅い漆氏。「校長の娘という立場を盾に偉そうなことを言っている」と感じる人がいました。

おぉ、まさにその通り!
では、どうすれば・・・ぜひ、元記事をお読みください。


そして突き詰めると・・・

結局のところ、「生徒たちが喜ぶ姿を見たい」というゴールイメージが先生たちを動かす、最も大きな原動力になったようです。教師をやる動機や充足感、すなわち漆氏の言う「心にスイッチが入る瞬間」は、生徒たちの笑顔にあるからなのだそうです。