ハンドルステム固着解決

27年前、僕の手元に来たときには、すでにがっちり固着していた。振動でゆるむことを期待し、わざとうすを緩めた状態で使用してきた。
昨年の自転車整備に伴い、一旦はがっちりと締めこんでみた。
数ヶ月前から、あらためて緩めてみた。
秋口ごろだろうか、ふと気づくと、若干ハンドルが曲がっているような・・・
次第に、曲がりがはっきりしてきた。乗り込む瞬間に、ステムから一瞬”ギギッ”という音がするようになった。このときに、ちょっとずつ曲がってるんじゃないか・・・
先日の木枯らし一号で、自転車が派手に転倒。曲がりが一段とはっきりした。
今日の帰宅時。だれか引っ掛けてくれたのか、乗りにくいくらいに、ハンドルが曲がってた!やった!!!
帰宅してすぐ、前輪を股にはさみ、ハンドルを左右にゆすってみる・・・ぎぎっ・・・おぉ!動いたっ!!!・・・どんどん左右に触れるようになり。じんわりと引き抜いた。
臼もステムも、さしたる傷はなし。赤錆びがびっしり付着。5-56をスプレーし、ペーパーお絞りで軽く清掃。
グリスをさび止めにしっかり塗って、再セット。maxラインが、ナットで隠れる程度・・・いままでよりも5mmほど高くしてみた。うむ、かなり乗りやすい。これなら下ハンドルもどんどん使えそう。


いやぁ、嬉しいなぁ・・・!!!もう駄目なんじゃないかと、半ばあきらめてた。
これで我が自転車、すべてが調整可能な状態に。
機能面での不具合は、トップギアの歯飛びだけ。


強風での転倒。
トップチューブがへこんだときは、がっかりした。”塗りなおしさえすれば完璧なフレーム”ではなくなってしまったから。
でも今回、転倒が無ければ、たぶん、ステムの固着は外れなかった。これで、”塗りなおし”が可能になった。
塞翁が馬。