イチロー ぼくの歩んだ道〜特別対談「大リーグの10年」with糸井重里

大リーグ10年、イチロー選手が記録の陰の困難や今だから話せる思い、人生論まで糸井重里さんと対談で全てを語る。どんな言葉が飛び出すのか、輝く言葉のキャッチボール!
MLB10年の節目を迎えたイチロー選手。数々の記録の裏には、想像を絶する困難にぶつかり、悩み考えた“人間・鈴木一朗”の姿がある。その体験や考えについて、イチロー選手が、糸井重里さんと縦横無尽にトークを展開する。さらに、イチロー選手を支えるパワーの源から人生論に至るまで、すべてを語り合う。はたして、どんな言葉が飛び出すのか? 元日のニッポンに贈る“光輝く言葉のキャッチボール”。
出演
【出演】イチロー,【きき手】糸井重里住吉美紀

いやぁ、圧巻でした。元旦の特別番組の再放送だそうな。


えらいとは、どういうことなのか。数字は結果であって、数字をつくったからえらいわけではないだろう。
どんな死を迎えたいか。
命について、アメリカにわたってからひしひしと考えるようになった。警官に拳銃を向けられた経験。


ひとからどう見えるか、どうみられるかを、とても意識している。
すべてにおいて”持続可能であること”をとても大切にしている。
さびしがりやである。
観えないものを観ようとする。


王さんは真っ白、ピート・ローズは対極。
イチローはその真ん中かも。


WBC勝戦の最後の打席。
とてつもない恐怖。ここで打てなかったら「あいつはあの時打てなかった」これまでの実績すべて無になる。頼むから敬遠してくれ・・・はじめて出会う自分自身。
キャッチャーがしゃがんだ瞬間、スイッチが切り替わり、いつも以上の自分が帰ってきた。


もがいたことが財産になる。
打てないとき、自分をだましたりうまくやり過ごしたりして結果を出しても、それは次につながらない。
プロポーズは真昼間に。大切なことならしっかり寝て考えろ。


40歳を超えて現役でいることは、とてもまれな野球。
ひととしての成熟期を迎えた時に、なおやり続けていられたら。
”限られた時間”という気持ち。
シーズン中とオフ。


シーズン最多安打記録を更新した時のエピソード。
お墓参りの写真。
セントルイスに向かう途中に、ヒントが降ってきた。
こうであってほしいなと祈りつつも、見返りは期待しない。そうしたら、とても素敵な球が返ってきた。

LB2010 日本人メジャーリーガーの群像「絆〜イチロー10年目の境地〜」

前人未到の記録、10年連続200本安打を達成したマリナーズイチロー選手。その裏にあった人知れぬ困難との闘い、そしてチームメイトとの心のつながりを描く。
MLB前人未到の大記録、10年連続200本安打を達成したシアトル・マリナーズイチロー選手。2010年シーズン、低迷したチームを立て直すため、そして自らの記録達成のために、人知れぬ困難と闘ってきた。チームの中心選手として、試練の果てにつかんだのは、仲間との確かな絆(きずな)だった。イチロー選手メジャーリーグ10年目の日々を追う。
出演
【出演】イチロー,【語り】役所広司

”結果は後からついてくる”・・・そういう心境になれるのかなと想ってたけど、違う。それは逃げだ。
そうして、自分をいつものところに置いて出した結果は、人間を深めない。