「はやぶさ」完全燃焼

毎日新聞朝刊トップ記事の見出し。言いえて妙。
添えられた写真がまた素晴らしい。
http://mainichi.jp/select/science/news/images/20100614k0000m040128000p_size5.jpg
地平線の上、雲を輝かせながら大気へ溶けてゆく、”はやぶさ”の光跡。なんと壮大な・・・。


そして、こちらの写真からは、切なさと厳粛さを感じた。
小惑星探査機「はやぶさ」 地球へ帰還 - 毎日jp(毎日新聞)
無事、突入軌道に乗ったカプセル。
その後ろ、務めを終えた”はやぶさ”の本体が、高熱でばらばらになりながら、まばゆく煌いている。これが胴体、これが両翼の太陽電池パネルかなぁ・とわかるほどはっきりと。


大宇宙は、あまりにも大きい。
はやぶさ”は、あまりにも小さい。
でも、おんなじなんだなぁ。精緻な構造を持ち・たくさんの想いを乗せ・旅をして・消えてゆく。空間と時間の尺度が違うだけ。
僕たちはみな、大宇宙の精緻な模型。目に見えないほど小さいけれど、ほんの一瞬しか生きられないけれど、おんなじなんだ。