増えた感染者のうち1人は、7日にリオデジャネイロで感染が確認された患者から感染したとみられ、同国内で初の2次感染となった。

ということは、フェーズ6の宣言が近い。
とはいえ、

世界保健機関(WHO)のブリアン・インフルエンザ対策部長代理は8日、「(新型インフルエンザの)感染が広がっても、軽症患者ばかりが確認されるようなら、対策を現実に合わせていかなければならない」と述べた。メキシコ以外でほとんど死者が出ていないことなどから、過剰反応しないよう各国に求めたとみられる。

 同氏はまた、「ウイルスの早期封じ込め」は特定の小集落で発生した場合のシナリオで、ウイルスが各国に広がった現状は想定外と指摘。空港での検疫強化による「水際作戦」では、症状が表れる前の潜伏期の感染者を見逃す恐れがあるうえ、「長期にわたって体制を維持するのは難しい」との見解を示した。


そして、ようやく国内でも、実効性がある方針が聴こえ始めてきた。

 首相は、アジアでの感染拡大を念頭に「さらに(感染が)広まった場合、防疫体制をとるには今のままでは人の絶対量が不足している。そういったことも考えとかなきゃいかんかなと思う」と話した。

 政府は国内で患者が発生した場合の方針を決定済みで、「不要不急の外出自粛要請」など、新型インフルエンザ対策行動計画の第2段階にあたる「国内発生早期」時の対応を列挙している。


 ただ、2月に改定した行動計画は、毒性が強く、国内だけで死者60万人以上とされる鳥由来の新型インフルエンザを想定している。今回の新型は症状の軽い弱毒性とみられ、舛添厚労相は9日の記者会見で「柔軟に対応し、国民の健康を守ることと経済活動、学校にちゃんと行ってもらうようなこととのバランスをとる」と強調した。

良かったぁ・・・あとは、実際にうまく、バランスが取れるかどうか。