送別会

定年退職1名、転勤2名の送別会を、職場講堂にて。
集まった顔ぶれを眺めていると、ここ4年ほどで、年齢構成がぐんと若返ったことに、驚かされる。


その一方で、元上司は、どうやら居づらい雰囲気らしい。
そりゃそうだ、管理職でありながら、上司も同僚もみな若い。
ただ、僕が観るところ。
お友達を創ることはうまい。でも、ほんとに支えてくれた人たちを、切り捨ててきた。
”ほんとに支えてくれた人たち”は、イエスマンじゃないし、苦言を呈したりもする。そういう人たちを、どんどん遠ざけてこられた。
部下は転出させ、先輩は定年退職と同時に追い出して・・・。


すべてのひとに、長所がある。
”なにを為すか”に意識を置く諸先輩は、大局を観て、誰がどんな役割を果たしているのか、実によく観ていた。誰を、どんな環境におけば長所が発揮され、短所が補えるのか、巧みに働きかけていた。


一方で、心地よい人間関係に意識を置くひとも、居る。
”心地よい人間関係”が、”身内”を形成するのではなく、気のあわない人、顧客、厳しい意見を提示してくれる人・・・すべてのひとを対象にしているのなら、うまくいくだろう。
特定の人たちと、特定の側面だけを見せ合って・・・ならば、たぶん、遠からず破綻する。ずっと一緒に居ることなんて出来ないのだから。