夢が実現する年月

25年間。
川崎千春さんが、浦安沖にディズニーランドを創る夢を描いたのが、1958年。
東京ディズニーランドが開園したのが、1983年。


開園してから今年までと、同じ年月が、夢を描いて、実現するまでにかかってるんだなぁ。
25年間。


”ドリーム・アゲイン”って、ここにもかけているのかもなぁ。
夢を描いて、開園にこぎつけた25年間。
夢溢れる開園から、今まで発展し続けた25年間。
今また、夢を描こう・・・ということなのかもなぁ。


一方でこの50年のあいだに、
松尾國三さんも、ディズニーランド・・・のようなものを日本に創るという夢を描き、
奈良と横浜にドリームランドを創り、お客さんを楽しませ、やがて経営不振になり、事業が終息。
描いてから開園まで数年 という性急さが、この違いを生んだのか、時代の差なのか、フィロソフィの差なのか。全部だろうなぁ・・・。


三菱地所の富士山麓ディズニーリゾート誘致計画も、ディズニー社へのアプローチは、三井−オリエンタルランドに15年先駆けていたとのこと。
・・・つまり、ドリーム観光も、京成も、三菱も、ほぼ同時期に、夢を描いたわけですね。
ひとつは、あっという間に具現化して、今は消え去り
ひとつは、構想だけで終わり、
ひとつは、25年経って実現して、25年間発展し続けて、今、世界トップレベルのテーマパークに。



もっとも、ウェルトがパークを構想して、開業にこぎつけるまでも数年。
東京ディズニーランドは、まだ奈良ドリームランドの半分強しか営業していない。奈良ドリームランドだって、開園から20年は、日本で第一級の遊園地だった。
TDRの真価が問われるのは、これからなのかもしれないですね。