異端が市民権を得る期間は・・・

ディズニーランドは、アメリカのエンタテイメント博物館とも言えるかも。
なのに、これまで、ほとんど取り上げられてこなかった音楽ジャンルが、たぶん2つ。ロックンロールじゃない”ロック”と、”モダンジャズ”。
ロック・・・アメリカには、ボンジョビの曲で疾走するコースターがあるそうだけど、東京では前のパレードのヴィランズフロートで使われてたくらいだったんじゃないかなぁ。しかも2年ほどで、フロートごと廃止されちゃった。
ところが、昨年のハロウィンの夜ショーは「ロックパーティー」と銘打ち(これでこぶし突き上げろってかぁ?ってほど、毒抜きされてたけど)、今年の夏の夜はランドもシーも、ロックのノリ。そして、ハロウィンもなかなかロックしてる。


”激悪とされた音楽”って、それを聴いてた世代が親になり、その子供が思春期を迎える頃には、市民権を得るんじゃなかろうか。
もしこの仮説が正しいなら・・・約25−30年くらい。
ロックコンサートって、無法地帯だった。リッチーブラックモアズ・レインボーのコンサートで死者が出たのって、1975ごろだったかなぁ。
それから30年。だから、ディスニーランドでショーに使えるほどになった・・・のかも。


ワールドバザールで流れてるようなラグタイム。1890年代にはローマ法王が「聞いちゃいかん」というような激悪な音楽だったそうな。1920年代・ミッキーたちがデビューするころには、もうとってもポピュラーな音楽だったんじゃなかろうか。


ジャズを白人が聞くのは、悪だったらしい。
クラシックの殿堂だったカーネギーホールで、ベニーグッドマンがコンサートしたのって、ジャズの発生から30年ほどじゃなかったかなぁ。


1955年、ディズニーランドオープンの頃に、ロックンロールが生まれ。さて当時、ディズニーランドでロックンロールは使われてなかったんじゃなかろうか?
東京ディズニーランドが出来た頃には、もう、使うことに違和感がなかったんじゃなかろうか。