改革

 1つのことを進めるには「アジェンダ」を設定し、「基本方針」を決め、「制度設計」して、「合意形成」を得る4つのプロセスが必要だ。このなかでアジェンダ設定が一番難しく、いまは特に経済政策について全体的にアジェンダが見つけられないでいる。
 また、基本方針を決めることができても制度設計の段階で必ず確信犯的な横槍が入って曲がってしまう。最近では社会保険庁改革のなかで意図的な言葉のすり替えが起き、改革が中途半端になってしまった。
 官僚や族議員既得権益となる企業などが改革を骨抜きにしようとしたとき、それを見破って力でねじ伏せる強い決意と計画が求められる。

アジェンダ」設定→「基本方針」決定→「制度設計」→「合意形成」
この4ステップの切り分けと、各ステップで起こりがちな抵抗。わが身に照らしても、なるほどなぁと想う。


とはいえ、これはトップダウン方面からの視点。
ボトムアップ式の改善が、いつしか改革につながっちゃうこともあって。
うまくこの両方向を絡めると、「陣営が分かれて対立」になることなく、同じチームとして協力し合う形に出来るんだと想うのだけれど・・・そんなあり方を探ることが、業務面での今の課題だなぁ。