肌触り

母が、誕生日祝いの小包を送ってくれた。
到着報告&お礼のTEL。
話は、文化論や、世代を超えて受け継ぎ・育てていくものについてのお話となり。
物質やエネルギーを採っては捨てしなくとも、無限の資源「創造性」で、経済規模を拡大し続けることがてきるというお話になり。
「肌触りのよさ」を第1基準にして生きるのって、問題が大きいね・・・というお話に。
大局観・・・どんなことが根本的に大切か、なにが理にかなった道か、どうなれば全体がうまくいくか・・・があって、大局観に沿った動きの中で肌触りのよさがあれば、スムースに心地よく、ことが進む。
けれど、大局観なく、肌触りのよさだけを第1基準にすると・・・迷走する。安易な道に走る。表面的なつじつまあわせに追われ、しばらくすると破綻する。小グループに別れ蛸壷にこもる。グループ間で「肌が合わない」とけんかする。本質を見失う。・・・みたいなことが、起きちゃう。


余裕がない時代はたぶん、肌触りのよさなんて、追いかけられなかった。
自らことを成して来て、はじめて、肌触りのよさをもひろげることが出来た、のかも。


「肌触りのよさ」を第1基準にして生きるひとって、事の成しかたを身につけないまま、肌触りのよさを与えられてきた、甘やかされた人なのかも。