キューバしのぎ(^o^)

省エネルギー 2005年9月号 財団法人省エネルギーセンター刊 雑誌04483-09 の記事から。


ソ連圏の崩壊、アメリカの経済封鎖。
キューバは、1300万トンの石油輸入が1993年、600万トンに急減。否応無く、激烈なエネルギー危機・食糧危機にみまわれた。その対応っぷりが今、「持続可能な社会」のモデルとして注目されているそうな。
現地を調査し、著書や公演などで、日本に紹介している 吉田太郎さんへのインタビュー記事から。まとめの言葉。

先進国ではモノは豊かだけれども心は貧しく、逆に途上国ではモノは貧しくとも心豊かだという見方は嘘だと思うのです。学生時代に訪れたネパールでは業病に侵された人やカースト制による人種差別の惨状も目にしました。ところがキューバではどんな山奥にも最低限の照明があり、コンピュータ教育も完備され、サルサを楽しむ人々の表情は生き生きしてる。平均寿命も75歳です。
キューバを知ったおかげで私は、人間は科学技術を適正に使うことによって充分豊かに暮らしていけるし、発展していく可能性もあるという希望を与えられました。
時世の地平線 その二十一 自給する都市“キューバ”からの学び 吉田太郎 長野県職員