わたしが知らないスゴ本は、きっとあなたが読んでいる: 「ソフトウェア企業の競争戦略」読書感想文6(最終回).

製品を売ってシェアをとり、サービスで収益を得る・・・という戦略が解説されている。
これって、機械でも、トヨタがやってることだよなぁ!フォークリフト単体は赤字。ヴィッツなどの大衆車もそう。でも、サービスを含めれば利潤が上がる。部品メーカーの工程改善に協力し、利益を折半する。さらに、生産改善システムそのものの伝授が、競争力の源泉になる・・・。サービスの良質さが、製品を売ることの後押しにもなってるのが、マイクロソフトよりも、更に凄いよなぁ。
WindowsNTの開発体制って、エクストリームプログラミングとかなり似ているんだな!プログラムを創るシステムを、まず設計する。ここが素晴らしい。それは業種は違えども、エクセレントな会社みな、そうなんだろうな。オリエンタルランドなら、教育システムを創ってしまう。トヨタなら、改善システムを創ってしまう。
日々のルーチン業務同等に、いやむしろそれ以上に、正社員のマンパワーをそこに注力する。


智恵という資源は、無限。それを、創り手の自己満足ではなく、真に意義あるものとして活かすには・・・

貢献を重視せよ。貢献に焦点を合わせることによって、専門分野や限定された技能に対してではなく、組織全体の成果に注意を向けるようになる。成果が存在する唯一の場所である外の世界に注意を向けるようになる。自らの専門や部下と組織全体や組織の目的や関係について、徹底的に考えざるを得なくなる。

この視点が大切なんだろうなぁ。