創意とくふう 2004年8月号:インタビュー 歌うホットドック屋が行く
(株)大学堂・社長 薮崎佐登志さん
いっとき夢から離れても、その時やるべきこと、できることからやっていけば、その延長線上できっと夢はかないます。
歌手を目指し上京し、デビューがほぼ決まっていたが、結婚するため、稼げるホットドック屋に。
稼ぐため休み返上でがんばるうち、売り方のコツやお客さんとの接し方がわかってきて、俄然楽しくなった。心ひそかに作詞・作曲家を目指してたので、お客さんがこないときギター片手に作曲したり、勉強できる自由時間がもてたりでちょうど良かった。そうしてるうちに社長を継ぐことに。
流し売りへの転換で、歌でアピールすることが必要となり、作詞・作曲・歌う。
(インタビュアーの言葉)
いろいろな"苦労"ではなく"工夫"の末に、今の「大学堂」の強さがあるのですね。
- 流し売り
社長を引き継いだとき、キャベツ暴騰で赤字。マルチ商法にも手を染めるが「こんなことをしていては友達をなくす」とすぐ手を引く。そのとき、ホットドックの商売って、お客さんに喜んでもらえる素晴らしい仕事だと気づく。で、真剣に商売を考え、人の集まるところ2-3ヶ所/日で売るやり方から、流し売りに転換。
- 飽きのこない味
もの凄く美味いというのは実は飽きられやすい。何となく美味いというところが一番いいんですね。
- アイスクリーム併売
食事時の商品とデザート商品、これをもってれば一日中いける
おじいちゃん、おばあちゃんも実はアイスクリームが大好き。