ブランド 人格 好き嫌い 期待

「認識」に、「感情」「感性」「知識」がどう影響するか、という実例が先ほど我が身に起きたので、ご紹介。
舞浜狂さんhttp://maihamakyo.hp.infoseek.co.jp/の記事で、読売新聞にジブリ関連の良質な連載記事があることを知りました。
http://www.yomiuri.co.jp/entertainment/ghibli/cnt_challenge.htm
すんばらしい。読み進むほど、いろんなことを感じます。それは別途、おいおい記事にするとして・・・。
こういう体験を積み重ねるにつれ、舞浜狂さんへの期待が上がり、アクセス回数が増える。好感を持つ。
似たように、スタジオジブリに対しても、とっても好感を持ってます。大好き。
で、読売新聞は・・・嫌いなんですね・実は。大嫌い。ほとんど読まない。直近の例でいえば、イラク人質事件についての報道姿勢が気に入らない・・・。

すると。わたしの感情は、こんな風にゆれます。「え!大嫌いな読売新聞が、大好きなジブリについて、こんな素敵な記事を書いてる!!!げげっ」(^^;;;・・・思い込みが揺すられる瞬間です。
しかし、わたしの感性は、この紹介記事自体の素晴らしさを疑いようの無い事実として、感じている。
そして、わたしの知識は、「ジブリ作品って、そういえば日本テレビが支援してたなぁ。だから系列つながりで、読売新聞にこういう連載が載る訳か・・・なるほど」
やがて、わたしの知性は、「大嫌いな読売系列が、大好きなジブリの作品を世に出すことに貢献してくれてたわけだな。どんな人にだって、会社にだって、僕が気に入る部分と、気に入らない部分と、両面必ずある。今回、僕のエゴは、どちらか一面しか見たがっていなかったんだなぁ・・・」と理解し、学ぶ。納得する。安心を得る。安易に安心するなって・・・。
”どうせまた、この会社はこんなことをするんだろう!”という思い込みをなるべく廃そう!という想いと、読売新聞のイメージアップと。後者はでも、新しい思い込みに過ぎなかったりして(^^;

思い込み・・・というか、イメージって、行動に影響しますよね。通常、描いてしまったイメージを強化する方向に影響します。
たとえば。私、読売新聞の実際の紙面、ほとんど読んでないわけです。だから、素晴らしい記事に触れる機会も無い。人質事件についてだって、実は実紙面に触れてない(^^;他で書かれてる内容から「さもありなん!」って自分の中のイメージを強化してるわけです。

webリンクの「思いがけないところに飛ばしてくれる効果」のおかげで、思い込みから抜け出るチャンスが拡がってる。
2chなどの匿名性によって「記事の中身そのものの価値に触れる」ことを訓練されたおかげでもあります。

http://hidekih.cocolog-nifty.com/hpo/2004/05/post_6.htmlで書かれている「麗しい澤」って、情報流通の緊密化によってこそ築かれるんじゃなかろうか。
webは、世界をフラット化する以上に、ありのままの多様さを深め、「麗しい澤」をより麗しくする方向にはたらくんじゃなかろうか。そう感じています。