マズローとフランクル そして自己実現と自己超越

http://d.hatena.ne.jp/BigLove/20040511#p2で触れたマズローのピラミッド「欲求の階層理論」、検索して上手くまとめてあるページを見つけましたので、メモ。http://www.okayama-u.ac.jp/user/le/psycho/member/hase/education/2003/_3seminar/Maslow.htm
ほんの少し前(数週間前?)にもこのページ、目にしたのだけれど、今回のほうがしっくりと意味が伝わって来ます。
で、印象に残ったのがこの記述。

Frankl(1979)は自己実現に対して、次のように批判している。
自己実現は人間の究極の目的ではない。もし自己実現が目標にされるとすれば、人間存在の自己超越性と矛盾することになる。人生には必ず実現すべき価値・意味があり、人間は心のもっとも深いところでは、快楽や幸福を目指す存在ではなく、意味を目指すべき存在である。」

夜と霧、読んだhttp://d.hatena.ne.jp/BigLove/20040306#p1後なので、この批判はよくわかります。下位の欲求が充足されてなくても、ひとは気高く生きられる・・・ってことを、フランクル強制収容所で実体験したわけですもんね。
自己実現という言葉に、どうも胡散臭さを感じ、一方で自己超越という概念が理解できずにいたんですが、どうやら判りかけてきたみたい。