「食品中の放射性物質に係る基準値の設定」パブリックコメント提出しました
https://www-secure.mhlw.go.jp/cgi-bin/getmail/publiccomment_input.cgi?mailto=ra-foodstuff@mhlw.go.jp
に、表題「食品中の放射性物質に係る基準値の設定」にて、下記の内容で提出しました。
本日が締め切りだそうです。
これまでの化学物質などへの規制値が安全係数をしっかり見込んでいるのに比べ、甘い基準値だと感じます。ベラルーシやウクライナで広範で大規模な健康被害が生じていること、スウェーデンの疫学調査で低線量被曝の発ガン影響がICRPの現行見積よりかなり高かったこと などを鑑みると、むしろ安全係数を高めにとって、より厳しい基準にすべきと考えます。
検査能力不足や、農家の経営難を危惧し、基準値を緩めるべきとの声があるやに聴いていますが、これは「基準値」の存在意義を毀損するもの。消費者の不信を増大し、かえって経済被害をも拡大する
と強く懸念しています。検査能力不足は生産プロセスの管理を厳格化することで、農家の経営難は補償の充実で、対応すべき。
「安全第一・品質第二・コスト第三」・・・「安全」を最優先にし確実に保証することが、結局は「品質=顧客満足」を向上し、「コスト」をも低減する。労働安全で100年前に実証され、以来幅広い分野で実践・活用されてきたこの理が、本件にも当てはまります。