元国連事務次長、明石康さんの講演を、今日、聴けるとわかり、急遽職場に連絡して、年休をいただいた。
テーマは”国際機関で働くとは”


穏やかに、ごくあたりまえの、良く言われているようなことばかりを語られたのだが、
とてつもない重みを感じた。


たぶんそれは、
そうしたことがらが、あたりまえになり、良く語られるようになったのは、
明石さん自身の働きがあったからこそ、だからだろう。
穏やかに語られるその言葉の向こうに、
数限りない、たくさんの出来事を、乗り越えてこられたからだろう。
部下が亡くなったこともあったはず。
もどかしさに歯噛みすることもあったはず。
世界中のマスコミから”カンボジアの選挙は失敗する”と報道された時、セルビア武装勢力のリーダーとぎりぎりの交渉を行った時、拒否権ですべてをひっくりされた時
・・・それでも、感情に流されることなく、できることを最大限、積み上げてこられたんだろうなぁ。


あ、ひとつだけ、うかつにも初めて知る事柄があった。
5年前、ある国際的決まりごとが成立したのだという。
これまで、国の主権は絶対視されていた。すべてを超越する権利だったといってもいいかも。
どんなに理不尽なことを、ある国が自国民にやっていようとも、国際社会がそこに干渉することは、非とされていた。
それを、”国家は国民に対して義務を負っている”というふうに、変えたのだそうな。
つまり、自国民の人権を抑圧している政権に対して、国際社会が働きかけられるようになった・・・のだそうな。
後程きちんと調べたい。
・・・でも、こんなに重要な、人類の歴史の大きな転換点といえることがらが、ちゃんとその重要性に見合うほど大きく報道されたっけか?!?!?
俺、ほぼ毎日、新聞を読んでいるのだけれどなぁ。


ごく普通のおじさんにみえる。
威圧感はないし、人懐っこい笑顔もない。外連味もない。
ごく穏やかに、語られる。特に最初は、緊張気味で、時折せきこまれたりしながら。
決して、どなたかに対して失礼になるような言葉は使わない。
”こうあるべきだ”とか”こうすべきだ”とも、ほとんどおっしゃらない。
でもふと気づくと、明石さんが語られること、語られないこと、両方を通じて、
僕自身の中に”こうすべきだよなぁ、こうあるべきだよなぁ”という意見が形成されている。
明石さんの意見としてではなく、僕自身の意見として!


なぜだろう?
なぜ、こんなに抵抗をひき起こさずに、すんなりと、明石さんの言説がこちらにしみこんでくるんだろう。
まだまだ実現していない理想や、厳しい現況分析も、あるのに。
僕が言葉に書き起こすと、結構とげのある文章になりそうなのに。
まるで”死刑にならないソクラテス”だ。


ひとつには、安易にラベル貼りをなさらない、ということがあるだろう。事実と、ご自身の体験と、成因分析・・・を語っておられる。
違う言い方をすると、相手の立場からものを観て語っておられる、ともいえるかも。中国の立場から、民主党の立場から、マスコミの立場から、なぜそのような行動をせざるを得ないのかを語られる。
もう一つは、大局観。歴史の大きな流れ、グローバリゼーションのいい側面・悪い側面、原理主義の起こるわけ・プラスの側面・マイナスの側面。
更にもう一つは、聴く耳。たとえば生徒の質問に対して、たぶん質問した当人自身が本当に聴きたい答えを、質問そのものを大きく超えて語っていかれる。その洞察力と明晰さと思いやりの深さ。
あ、もっとあった。”負け組・勝ち組という言い方は、舌足らずで不適切だったかもしれない”と、高校一年生に対して素直におっしゃる、そのこだわりのなさ。目線の高さが、生徒とおんなじ。そして、本意を伝え、相手とともに表現を磨くことに、意図を集中しておられる。


シーンと静まり返った講堂。明石さんも、聴いてる生徒たちも、相当な緊張感と集中力のもとで、1時間半過ごしたようだった。
後半、”多様なひと同志で、ともに仕事をする”大切さや、教育の重要性を語られるあたりから、明石さんにどんどん熱がこもっていった。質問に対する回答も、深い思いが感じられた。
歯がゆい思いも、数多くされてきたことだろう。理想の国際社会には、まだまだ程遠い、今の世界。
でも、できることを着実に、積み重ねてこられた。
そして、この先、世界はどうなっていってほしいのか、
そのために、若者たちにどうあってほしいのか、
明石さんには、はっきりとした絵が、みえている。望ましくない未来も、望ましい未来も、両方の可能性が。
だから、熱がこもるのだろう。

国連に就職するには、日本国内の大学・大学院からでは、一般論ですが、困難です。
立場や文化的背景が違う者同士が、討論をし、見解をまとめていく訓練ができるのは、欧米の一流大学だけ。
たとえば経済学で素晴らしい業績をあげたひとが、無名の大学や研究所から国連に引き抜かれる、といったことはありますが。


イギリスの大学ランキング調査で、東京大学は前回21位、今回25位。香港大学にも抜かれました。
調査ですから、基準があります。
日本の大学は特に、留学生の比率や、教授の国籍の多様性で、基準におおきく達していない。

外国語なんて勉強しなくても、日本語を国連の公用語のすればいいじゃないか・という意見もあります。
ロシア語や中国語は、公用語になっている。でも、ロシアも中国も、それでまったく有利にはなっていない。
公用語になれば、演説を通訳なしでできます。それだけ。
でも国際会議は、演説で動くのではない。
廊下での立ち話や、一緒に食事をしながらの会話で、動いていきます。
お手洗いでの会話が、一番重要だ・・・なんて話もあるくらい。でも、異性の通訳を、まさかお手洗いにつれては入れませんよね(^^)


講演内容メモ

  • 英語について
  • 内向きな日本になりつつあるかも
    • 若者、2つに分かれるのでは
      • 海外で順応性高く活躍

スーダンダルフールでひとり活躍する女性など。日本食をふるまったが、特に恋しがらない。

      • 内向き

衛生的で、以心伝心で、安全な日本のなかだけで過ごしたい

でも、国連に任せておけば何とかしてくれる・・・わけではない。
積極的に関与しないと、国連は機能しない。

避けられない。経済面のみならず、ウイルス・環境問題・貧困、国境を超えて影響。
うまくいけば、人類全体が、もっと文化的で衛生的で幸福な生活をおくれるようになる
へたをすれば、勝ち組と負け組がますます激しく分化する

    • 原理主義
      • わが民族は素晴らしい・・・これはいい
      • 他の民族や文化は劣る・・・これがいかん
      • 他の文化へも敬意を
  • ともに仕事をする
    • ペルー人 お手洗いの前に手を洗う
  • ことあげをしない→する
  • 国内で仕事をする場合も、これからはおんなじかも
  • マスコミ
    • カンボジア選挙失敗するだろう
    • エンタテイメント重視の商業報道の限界
    • 民主主義社会の基礎=多様な報道
  • 世論と輿論を区別していくことが重要になっているのでは
  • 教育
  • 国連と国とNGO

妻と、ココスへ。
17:01 海浜幕張


TDS
いやぁ、平日とは思えないほどの、ゲストの多さ。
落選

テディ・ルーズベルトラウンジ カウンター左端に。オリジナルモスコミュール

18:15 BMT待ち列に。
18:45-20 ビッグバンドビート 4列目右から3人目から。ダンサーさんは連投でお疲れか、序盤、脚があがっていなかったりする方も。バンドはとてもいい音。ミッキーもすごくいい。タップソロも熱演。尻上がりに熱がこもっていって、見事なフィナーレ。
ほぼ満月が、きれいにのぼってくる。
スカットル 待ちなしで。2回連続で乗る。前回乗れなかったしなぁ。
20:00-25 クリスマスウィッシュ 正面立ち見10列目くらいからゆえ、全体の雰囲気しかわからないけれど・・・伝統的キャッスルショーを、ディズニーシーで、という感じ。フィナーレの曲進行はイッツ・マジカルへのオマージュじゃないかというほど。で、きちんとサプライズもあって、なかなかの出来栄え。照明効果と服の色合いが新鮮。特に飾り付けのLEDは、よくあそこまで使うのを我慢した!えらい。
花火 コロンブス広場で
ベネチア→アーケード


徒歩でTDL
ワールドバザールこそ、帰路に就くゲストがたくさんだが、園内は空いてる!!!TDSとは大違い。こりゃ今年のクリスマス、平日はランドが狙い目だなぁ。
21:02 シンデレラ城のイルミネーションショーを観る
キャプテンEO15分待ちにならぶ。前は中国からいらしたらしきご家族。
21:20-55 キャプテンEO 4列目ど真ん中やや左から。やっぱいいねぇ! 左隣の兄さん、クライマックスで笑っちゃう。気持ちはわかるぞ。右隣の若い女性二人、キャプテン登場で”わ、マイケル”そこからどんどん、腕を組んだままじぃっと集中して見入る。後ろの僕と同世代の女性たち「どういうお話だったのか、今日初めて理解した。」いろんなひとたちが、いろんな感慨。
スペースマウンテンもまだ乗れる。お!スターツアーズも間に合うぞ。
エンドア行きに6番ゲートから搭乗。最後列どまんなか。「今日最後のフライトですので、全力でお見送りしますね。」の言葉通り、全力で見送ってくれた兄さんキャスト。素晴らしい(^^)
22:15 TDL


22:23 舞浜発