気分に左右される社会

洗脳ノウハウのオープンソース化 - アンカテ
うーむ。考えさせられた。


人間そのものへの理解が深まれば、
そして、その知識がオープンになれば、
社会のあり方は、これからも、大きく変わっていくことだろう。
・・・人類の歴史そのものが、ずっとそうだった・かも。


YMOが、”ノリ”の数値化に成功したように、
ひとの気持ちをつかむのが上手なひと・が、どのように人心を掌握しているのか、明確に理論化されたなら。
あぁ、この手を使ってきやがったな・というのもわかるだろうし、
気分に左右されるのではなく、気分を左右できるようになるだろう。
”コミュニケーション能力が高い”ひとって、経験と感覚で、このあたりを巧みにつかんでいるだろうなぁ。


たぶんさぁ、昨日の記事の関連で言えば、
”あなた自身の危機”として、ノルアドレナリンをぴゃぁっと出させておいて、
”こうすれば、それが解消!”って、ドーパミンを出す・・・なんてのが、効果ありそう。


ん!?!
・・・僕がトラブルシューティングが得意・というか好きなのって、もしかしたら、ここに由来してるのかもなぁ。
ノルアドレナリンドーパミン中毒。
ピンチを招いておいてから、大逆転・みたいな。
おぉ、それはお得だ。効果倍増・失敗してもともと・・・でも、創造的じゃないよね。
インドみたいに長く続いた社会が、階層を固定化しがちなのも、これと関係があるような気が、ふと今、した。
適否はわからないけれど・・・そうかも。
わざわざ、問題を抱え込みたいのかも。
苦しみと、解決する喜びとを、わざわざ創りだしたいのかも。
うーん・・・・・そして社会は停滞する。

こうして事実をデータで観てみると、
報道を通じて抱いていたイメージよりも、ずっとずっと着実に、仕事を進めてこられていたんだなぁ・・・というのが、僕の感想。

日本が、ものづくりで世界一になれたのは、
データに基づき、ありのままの事実を観る手法を、
はたらく人ひとりひとりに普及したからだ。
いわれたとおりに動く人ではなく、自ら主体的に感じ、見出し、改善し、創り出す人になったからだ。


裁判員制度で、はじめての無罪判決が出た。
具体的証拠に基づき、判断する・・・そのルールの大切さを、担当した裁判員は、痛切に感じたという。

自ら伸びよ
人に尽くして感謝しよう
自分たちの決まりは自分たちで守ろう

僕が卒業した小学校の、それも、生徒会のモットーがこれ。
想い出す度、深いなぁと想う。
いま、調べてみたら、1924(大正13)年の制定。文面は、上に書いた記憶とちょっぴり違ってる。
大正モダニズム・ミッキー登場の4年前・日本でのラジオ放送開始前年。
新聞や映画は普及し、工業製品も広く使われるようになり、鉄道や動力船は国内をほぼ網羅し、飛行船による国際航路が生まれ始め・・・
20世紀初頭って、現代の諸問題と可能性が初めて顕になったときだからだろう。答えとヒントに満ちてるなぁとしばしば感じる。
でも、あの母校のモットーも、そうだったとは・・・
てっきり、戦後の制定だと思ってたよ。凄いなぁ・・・・・。


果たして俺は、
自ら伸びてるだろうか。
人に尽くして、しかも、尽くさせてくれてありがとうと感謝しているだろうか。
己の決まりを、己で決め、守っているだろうか。
・・・出来ていない分だけ、気分に左右されている。