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スターウォーズ クローンウォーズ
追跡AtoZ 口蹄疫
写真家 白川義員・世界百名山を撮る
冒頭の映像から、ぞくぞくっと来た。エベレストの夜明け・・・オレンジに染まる頂上。そして色が稜線へと拡がる。広がる雲海。
軍に飛行機を飛ばしてもらっての撮影で、乱気流に巻き込まれ、首と腰の骨を折る大怪我。半身不随になるところを、リハビリで回復。そんな危険な目にあっても・・・
8000mから上ってのは、神の世界というか悪魔の世界というか、なんだと想いますよ。
でも一度あの景色を見てしまうと、”あれを撮らないで、なにが写真家か”って想っちゃうんですよね。
(中略)
自分の身体が透明になっていくような、そんな感じがするんですよね。8000から上は、全然別世界。
エベレスト東壁の夜明け。かつて死に掛けた場所の写真を撮りに、飛ぶ。
真っ暗な死の世界から、山が一つ一つ、”ぅわーっつつ!”と雄叫びを上げながら、目覚めていく。声が聞こえるんですよ。
太陽の力は、凄いですよ。
パイロット曰く
雪のある壁に朝日が当たると、水蒸気が発生して気流が生まれます。
エベレストは周囲がすべて高い山のため、大変危険なんです。
そうして撮られたのが、冒頭の映像だったのか・・・。
気流の関係で、機体がいいアングルにならない。ゆっくりと旋回しながら・・・ついに狙った写真は撮れず。
Scola 坂本龍一 音楽の学校 ドラム&ベース第1回
バッハ編もジャズ編も、超豪華講師陣だった。取り上げたテーマに関して、演奏家としての経験と実感から、なぜそう変化していったのか、どんな魅力がそこにあるのか、を言葉のみならず伝えられて、しかも、文化史的側面や、他のジャンルへの影響も語れる視野の広さと言語能力を兼ね備えたひとたち。
そして今回、ドラム&ベース編の講師は、なんとYMO勢揃い!実演能力・知識と経験の幅広さ・文化史的素養と言語化力。ドラム&ベースの講師として、これほどふさわしい人選が、ほかにあるだろうか・・・すっごく楽しみ!
さて、開幕。
おぉ、ピーター・バラカンさん!YMOのお二人が影響を受けた音楽リストを、まずは眺めながら。
ドラム。
ドラムがリズムを担うようになったのは、マーチングバンドから。
デキシーランド・ジャズになり、ドラムセットが生まれ。
スイングジャズに。
ジャズが、ダンスミュージックではなくなったころ・・・モダンジャズは、リズムが弱い。
・・・ここまでは、ジャズ編をなぞっているので、とてもよくわかる。
でもダンス音楽への欲求はずっとあって!なるほど、ここにつながるのかぁ。
黒人向けはR&B、白人向けはカントリー。・・・そう想って聴くと、どちらもスイングの発展形という要素があるなぁ。
R&B ルイ・ジョーダン・・・知らなかった。40年代に既にロッキンという歌詞!ロックンロールを創ったミュージシャンたちは、みな彼の音楽に影響を受けたという。
カントリーは、1・3拍強調。
しかし、エルビスの”ハウンド・ドック”のドラム。2・4泊を強調。なるほど、だからショッキングだったんだ。
アール・パーマーというドラマーが、2・4拍強調の最初と言われているそうな。
ベース。
マーチのチューバの役割を、デキシー以来、ベースが担う。
ドラムが自由に走る代わりに、ベースが一定のリズムをキープ。
やがてモダンジャズで、ウォーキングベースに。そのもとは、ラグタイムの左手。
そのままロックンロールに、ウォーキングベースは継承される。
和音のベースになるという意味では、バッハの通奏低音と似てる。バラカンさん曰く”バッハの組曲には、メヌエットとジーグというダンスミュージックが必ず入っている。バッハのベースラインのかっこよさは、ダンス音楽だからなのかも”・・・なるほど。
ワークショップ。
リズム・・・大勢の人の動きが、自然にまとまる。身体の動きを変えるとリズムも変わる。リズムを変えると身体の動きも変わる。
14世紀・オスマントルコの軍楽隊
フリードリヒ大王が、近代的軍楽隊を編成
南北戦争での軍楽隊→ジャズの母体となるマーチングバンドへ
・・・この歴史は、TDRを通じて、興味を持ち、調べ、学んだ。
おぉ、”千のナイフ”!!!
精緻に積み上げていく、スリリングな演奏。
打ち込みに合わせるのと違って、微妙な揺らぎとずれが面白い。
うーむ、序論だから仕方ないのかもしれないけれど、バッハ編やジャズ編よりは、ちと面白みが足りなかったかな、今日は。
とはいえ、スイングとロックンロールの間がどうつながっていったのか、曲を聴きながら、実感を持って理解できたのは、僕にとって大きかった。