奇跡の映像 よみがえる100年前の世界 第4回

第一次大戦
カラー写真で観ると、その色合いは優しげだけれど、とても生々しく現代と地続きなように感じる。
第2次大戦の米軍のカラー記録映画を観たときのように。


それは、僕がカラーの時代に生まれ育ったからなのだろうか?
もし、3D映像が当たり前の時代が来たら、
その時代に生まれ育った人は、平面写真を、一時代前のもののように感じるのだろうか。


大戦初期、鮮やかな青上着と赤ズボンのフランス軍
機関銃時代になっていたため、狙われやすく、大量の死傷者が出て、
ブルーグレーの軍服に代わったという。


当初、負傷者は出身地まで送り返されて治療を受けるしくみだったそうな!
そりゃぁ、助からないよね・・・。
次第に戦時医療の仕組みが整備されたそうだけれど。


排泄物だらけで悲惨だったという、塹壕暮らし。4年もの膠着。
でも、写真はりりしかったり、趣味のキャンプのようにのどかだったり。
それは、意図してそう撮られたもの・よそ行きとしての写真だったんだろうなぁ。


待遇改善を要求するストライキも起きたという。さすがフランス。


アメリカの参戦で、一気に休戦へ。
結局、徴兵年齢の男性の3割が、亡くなるか手足を失うかしたそうな。
わずか4年で、社会も文化も、まるっきり変わってしまう。