決意・・・外的コントロールをゼロにするぞ!

ボスマネジメントとリードマネジメント - BigLoveの日記の続き。

『選択理論』心理学の大家ウイリアム・グラッサー博士(William Glasser, 1925? )によると、

1. ひとが不幸な理由の大半は、満足できる人間関係を持っていないからである。

2. ひとが満足できる人間関係を持っていないのは、どちらかあるいは両方が、関係を改善しようとして、外的コントロール心理学を用いているからである。

3. そのような関係からは苦痛がもたらされるので、どちらかあるいは両方が、相手が用いている外的コントロールから逃れようとしている。

外的コントロール心理学の表れ方は、致命的な7つの習慣となる。

1. 批判する、2.責める、3.文句を言う、4.ガミガミ言う、5.脅す、6.罰する、7.ほうびで釣る。

この習慣が実践されるところでは、基本的欲求が充足されず、問題が発生する。

何ひとつ間違ったことは言ってないですね?

この程度のことは自明であるはずなのですが、どっこいそうはいかず、人類の大半はまだこの考え方 --- 外的コントロールこそ諸悪の根源 --- に目覚めていないのです。
(中略)
一時的に強制できたとしても、人は外的コントロールでは変えられないというのが真相です。

ううむ、その通りだよなぁ・・・。

外的コントロールではひとは変わらない。
ひとが変わるのは、そのひと自身が自発的に決意したときだけ。

僕自身、頭では分っている。
いや、それのみならず、山のように実体験している。周囲でも、自分自身でも。働きかける側でも、働きかけられる側でも。外的コントロールの悪影響も、自発的変化の創造性も。


あぁそれなのに、
ついつい、外的コントロールをやってしまう。
そして、息子たちにも、そんな悪癖が継承されている。

こころの癖

NLPという概念がある。
ひとは、言語と神経を結びつけてプログラミングし、無意識に、ある条件下ではある行動を取る・・・そんな機能を持っている。
”こころの癖”みたいなもんだと言っていいのかも。
梅干を見ると、唾液が出てくる・・・条件反射も、そのひとつ。
朝、ぼーっとしてても、顔を洗って、歯を磨いて・・・ほぼ自動的に、動けてしまう。
もっと高度なことも、プログラミングされる。
業績が厳しくなったとき、営業活動に力を注いだら、好転した。
子供をびしっと叱ったら、おとなしくなった。
いじめられたとき、強気に振舞ったら、収まった。
いじめられたとき、”辛いんだよ”と正直に吐露したら、収まった。
・・・成功体験も失敗体験も、プログラミングして、繰り返そうとする。


この機能があるからこそ、安定した結果が出せる。
と同時に、
この機能のせいで、状況や望む結果が変わっても、適切な行動が取れない。プログラミングに気づき、書きなおさない限り。


ひとって、なんとも単純らしい。
自分自身で試したことは、まだ無いのだけれど・・・
嬉しいことがあるたび右頬を触り、辛いことがあるたび左頬を触る。
すると、やがて
右頬を触ると嬉しくなり、左頬を触ると悲しくなる・・・そうな。


嬉しいことがあった場所には、機会あるごとに居たくなる。
悲しいこと、辛いことがあった場所は、無意識のうちに避ける。
だから、通勤・通学ルートが、だんだん固定される。
だから、同じライブエンタテイメントを、同じ席で何度も観たくなる。
たとえ、新鮮な感動がなくなっても。

決めた!

”外的コントロール”を、僕はゼロにするぞ。