やるか、やるか。

糸井 「怖くなければ、できる」。


ジル そうです。簡単なことです。
もしも怖くなければ、
竹馬で100キロだって歩けます。


(中略)


糸井 ‥‥あなたは、決めたんですね。
怖くないって決めたから、できたんだ。


ジル そこに心を向けると道が開けてきます。
道が開けるとそこに行きます。
そして怖くなくなるんです。

このレベルの決意を、もう久しくしていないなぁ。
いや・・・義母の回復を祈ったときは、まさにこうだった。

「この人がやる」っていう、
何か自分の中で取り決めがあって(笑)。
本人もやるっていうんで、
じゃ、お願いしましょうって。

松雪さん、足を180度に開いて座る
シーンがあるんですけど、
以前はできなくて、
この映画のために体を柔らかくして
できるようになったんです。

松雪さんは、一切、踊りの経験がないんですよ。
画面に映るのは
タヒチアンダンスの
ソロの踊りだけですけれど、
フラガールたちが踊るダンスナンバーを
すべて練習したんですよ。
先生役なんだからできて当然だから、
ということで。
午前中クラシックバレエをやって
午後から、タヒチアンとフラをやってと。
松雪さんは、何もかも全部踊れるんです。
そういう努力をしている。