黒澤明監督作品 天国と地獄

凄い娯楽対策だなぁ・・・とはらはらどきどきしながら観ていて、ラスト2分。やられた。感動した。そういう意味だったのか・・・



初鑑賞。ただし、新聞のコラムなどで、トリックもラスト2分も、どんな仕掛けで、どんな場面で、どんなせりふなのかまで知っていた。
にもかかわらず、手に汗握って観たし、最後は、「おぉ・・・・・」と想わず感極まって声が出た。
構図、編集、タイミング。そして、役者の迫力。人間って、素晴らしい。


迷いながらも、正々堂々と生きるか否か。
天国も、地獄も、己次第。



僕が生まれた翌年の作品。
長男が、身代金の額に、「少ない!」と驚いていた。物価はここ20年、ずっと安定していたもんねぇ・・・。
でも、こだま号と今の特急電車とは、45年経っても大差ない。映画の10年前の電車とは、革命的に違うのに。
列車電話だってかけられる。普及度は凄い差だし、使い勝手は大違いだけれど。