鉄道模型ファンから観た、ディズニーファン論
書きたいことが、たぁくさん溢れてます。
鉄道趣味と、ディズニーランドの相関、そして行き着く先は、たぶんマニア論・ファン論。
きっかけは、ディズニアナ・ファン・フェスティバル。そして、これ。
うぉ!!!!! 投稿者:みゅ 投稿日:2007/11/20(Tue) 20:52 No.12188
ジオラマニアよ・・・・
http://homepage2.nifty.com/mtomisan/page103.html
マイハ魔境さんのリンクより。
http://maihamakyo.org/
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Re: うぉ!!!!! BigLove - 2007/11/26(Mon) 22:56 No.12210
そもそもディズニーテーマパークって、5/8スケールのレイアウト(鉄道模型ジオラマ)。
現役を退いた実物の保存よりも、レプリカを実生活で使うほうが、
更にそれよりも、こんな風に、感じたものを作品に昇華するほうが、僕は好きだなぁ。
同じサイトに掲載されてる、1964年の渋谷を再現したジオラマと、お祭りのモジュール。衝撃的なくらい印象深くて、よーく覚えてます。
モデラの、鉄道模型への活用法紹介も。
TDLのウエスタンリバー鉄道を再現した、このレイアウト(走行可能な鉄道模型のジオラマ)が、同じ作者の作品だとは知らなかった・・・。
どの作品も、物語を感じるんですよねぇ。だから印象的。
そして、描きたい世界を実現するために、作品毎にそれぞれ違う、新しい工作法を工夫しておられる。
イースタンリバー鉄道の建物、あえて紙に書いたイラストを立体化するというのは、つい”リアル”を至高の価値として追いかけがちな鉄道模型において、衝撃的でした。
ディズニーランドをどっぷり好きになった今、改めて観ると・・・そのデフォルメっぷりが、なんとも素敵。
作者の富沢さんのwebページをじっくり読ませていただいたら、僕の琴線に響く言葉、今書きたいことのある意味結論めいたことを、書いておられます。
こちらとしてご協力させて頂くのは
形ではなく大切なものを皆さんに伝えたいという気持ちだけなのです。
昨今模型が形態だけのものになり
製品やメーカーの氾濫から、集めるということに歪んだ世界を作っております。
・・・人の持ってないものを持っている、ないものを作った。人より多く持っている・・・など
自分は持っているものや、過去の作品への拘りをいっさい持っておりません。作ることも、楽しむことも、物への拘りではなく、自身の創造世界であると思います。
そうしたことで多くの方々と触れ合うことができれば
より楽しい世界がやって来る。皆さんご自身の楽しみの世界を大切にして頂き、
楽しんで頂ければ
いろんな方に会って、いろいろお話ししてみると「なるほど」ということもあって、「自分はこんなの
を持っている」とか、「こんなのを作った」なんてに拘るのは随分小さいなと思うようになりました。
皆さん、それぞれに模型の世界があって、自分の模型を見付けて自分なりにやってください・・・と
いう感じです。
ある方でお宅が全焼して大切なコレクションを失って、模型を辞めたという方、ショックだったとは
思います。
しかし自分なんかは模型は内なるもの・・・と思ってますので、そんな不幸な時にも自分の命が無
事であれば「これからはもっと新しい模型が始まる・・・」と思えるようになりたいと思います。
極めることは、そんな大きさなのかな?と思いはじめました。
やはり集めたものじゃなくて、自分自身だと思いますよ。
連日、親子連れが来て、お父さんが子供を抱っこして見せるんです。
今でもあの光景は忘れません。
何賞かなんてあんまり関係なのないことだとその時から思うようになりました。
本棚から引っ張り出してきた、イースタンリバー鉄道の記事の末尾も、こんな言葉で締めくくられています。
ディズニーランドのさまざまな演出も模型化によって深く理解することができ、レイアウト製作はまさにドラマを作ることに似ていると思っています。写真の情景の中からその一部だけでも感じていただければさいわいです。
機芸出版社刊 Nゲージマガジン No.20 1994 WINTER
ウォルト・ディズニー自身を筆頭として、ディズニーのイマジニアには、鉄道模型ファンが実に多いのだそうです。
イクスピアリにも支店がある鉄道模型店”天賞堂”は、日本を代表する高級鉄道模型ブランド。
ディズニーシーのオープン前、そこを訪れたイマジニアが当時の店長に「要するに、ディズニーのテーマパークって、実物大のレイアウトなんです」
・・・なるほど!まさにそうなんですよね。
風土や息吹を感じ取り、デフォルメして、縮小空間に立体化する。小さな世界だからこそ、実世界のエッセンスがくっきりと浮かび上がる。本物以上に本物らしい、偽物。
鉄道ファンにも、いろんなジャンルがあります。
- 実物に乗るのが大好きな人
- 写真を撮る人
- 車両の細部を調査する人
- 歴史や技術の変遷を調べる人
- 切符を集める人
- 実物の部品を集める人
- 過去の車両を保存する人
- 廃止された鉄道を保存する人
- 車両の模型を創る人
- 情景の模型を創る人
- 模型の運転を楽しむ人
- 模型を買い集める人
などなど・・・
さて、僕自身は。
模型を創る人でありたいと想いつつ、せいぜい買い集めるのが関の山。それもちらりほらりと。
実物の保存車両も好きです。眺めていると、往時はこうだったんだろうなぁ・・・と感慨を抱いたり。
でも、それが現役時代を良く知る車両だったりすると、とてもさびしい思いをしばしばします。
たとえば交通科学館の湘南電車。まさにこの車両・クハ86001そのものに乗って、広島市へと夏期講習に通いました。引退の日には糸崎駅に写真を撮りに行きました。たった一両、ぽつんと置かれて。懐かしいと同時に、たまらなく寂しかったなぁ。
梅小路の蒸気機関車たちも、動態保存してくれてるのは、とってもありがたい。でも、踏み切り待ちが怖かった、あのド迫力はもはや感じられませんでした。
むしろ、よく出来た模型を眺めているときのほうが、現役時代のあり様を生き生きと感じられたりもします。
この感覚の差、明治村とディズニーテーマパークで感じる違いと、とってもよく似ています。
ディズニーのテーマパークは、たとえば”今世紀初頭のNYってこんな活気をおびてたんだろうなぁ”って体験。
明治村は、実物ならではの凄さを感じるけれど、静謐とした、むしろ死んだ世界。教会での結婚式や、旧帝国ホテルロビーでの披露宴に参加しても、どこか物寂しい・・・。あ、ただし、雨の中乗ったN電(京都の路面電車。日本で始めての電車)は、まさに生きてました!!!短い乗車時間だったけれど、なんとも表現しがたい、至福の時間だったなぁ・・・
だからなのかな、ディズニアナ・ファン・フェスティバルには、正直、僕自身は参加したいと想いません。
意義は感じるんですけれど、そこに集う人たちと仲良くなりたいとも、あまり想わないなぁ・・・(^^;
ましてや、コンベンションではなく、フェスティバルですもんね。ファンによる研究調査成果や、写真・模型・ビデオ作品の発表なんてのも、無いわけですし。
ほかにも、書きたいことが・・・
忘れないうちに、キーワードだけ列挙しておきます