平和省

 国家には、国防省防衛省という組織が本当にいるのか。

 そんな疑問を投げかけ、「平和省」創設を唱える男が、来年の米大統領選に立候補した。(中略)

 考えてみれば、国防省防衛省は、近隣諸国はいつ侵略してくるかわからない物騒な相手だ、ということが前提。いざという時は人殺しと破壊を辞さない組織でもある。一方、平和省は、近隣諸国は話せばわかる相手だ、という前提に立つ。争いを対話で解決する道を探り、平和維持のための対処を練る。「能天気な夢想」とも言えるが、建設的であり、希望がある。

面白いなぁ!!!


時々想う。
前々回の僅差の大統領選、もし、ブッシュさんでなく、ゴア大統領だったなら・・・9.11テロはあっただろうか、そして、その後のイラク侵攻は。


こういう人が、アメリカ大統領になったなら・・・。
ジョン・レノンがイマジンで歌った夢が、一歩現実に近づくよなぁ。

 ただ、民主党の指名争いではほとんど希望がない。各種の支持率調査では、40%を超えるクリントン氏が先行し、バラク・オバマ氏とジョン・エドワーズ氏が続くが、クシニッチ氏は2〜3%といったところだ。

 しかし、「貧困や失業、人種差別、絶望、恐怖こそ、廃棄すべき大量破壊兵器だ」と本質を突く彼の言葉は、耳を傾けるにあたいする。クシニッチ。その名はおぼえておきたい。(経済部)

毎日新聞 2007年9月14日 0時01分

”平和省”でググってみたら、どうやらいろんなところで提唱され、活動されてるみたい。


そんななかにひとつ、示唆的な記事が。

平和省(The Ministry of Peace、ニュースピークではMinipax)
軍を統括する。オセアニアの平和のために半永久的に戦争を継続している。

どうか現実の平和省が、「リストラ」のような、「ダブルスピーク」になりませんように。
しっかし「1984」って、深いお話なんだなぁ。未読・未見。
今の日本の若者言葉って、「ニュースピーク」的だよなぁ。