赤坂アンベクァトロ トリオ・パラディソ

お客さん、最多で4人。こんなに上手いのになぁ・・・。
トリオ・カサブランカとは、比べ物にならないほど、素敵。
まだ限られた曲しか聴けては居ないけれど、少なくとも、聴いたレパートリーについては、レアレスよりも僕は好き。
甘くやさしい。特にランチェラ。そっと見守るかのようなダンディズム。


日本人には、日本人ならではのなにか魅力が、あるんだと想う。
たとえばミスティックリズム。
たとえば外山さんの演奏する、サッチモスタイルのジャズ。
たとえばバーンスタインが言っていたこと。


アンベのマスターは、”ピアニッシモ”の話をしてくださった。
ダークダックスがロシア公演をしたとき、「ピアニッシモが素晴らしい」と絶賛されたそうな。
マスターの友人が世界歌謡祭に出演したとき、各国の出演者たちを大挙引き連れてアンベにやってきて、「この曲と、あの曲と、あれとを彼らに聴かせてやってくれ」・・・マスターたちが演奏し終えると、彼らが立ち上がって、感激の面持ちで次々握手を求めてきて。友人が”な、俺が言ったとおり、聴いてみて良かっただろ?”


繊細な歌いこなし・身のこなしに、エネルギーを込める。たとえばそういった部分なのかも。