一日一粒心のサプリ 仲間はずれのつらさ

毎日新聞 3/12 日曜版から

日本では「場の論理」、つまりその場に入れるか入れないかが大問題になる、と心理学者の河合隼雄氏が指摘している。そのとおり、場に入ると仲間として守ってもらえるが、外れると守ってもらえなくなる。診療をしていると、会社や集団生活で「場」にとけ込めず悩んでいる人が多いことが分かる。

ほほぉ、そうなのかぁ!!!
なぁるほどぉ・・・言われてみれば、そのとおりかもなぁ。
「他人に好かれたい病・嫌われたくない病」になっちゃうひとが多い理由って、ここにあるのかもなぁ。


家族も、親友も、1年前知り合った人も、初対面のひとも、見知らぬ人も、ゲストもキャストも出演者もスタッフも後輩も上司も、外国人も日本人も、まずは基本的に、おんなじ人間として接しよう・・・っていう姿勢が、理解不能なひとたちも、そりゃ居る訳だなぁ。そうだったのか。
利益供与してもらえるはずなのに、してもらえない・・・って、離れていく人たちも、出てくるわけだ。ふむふむ。


正直、目からうろこでした。


いやね、人間だから、つい良く知った人、近しい人、古くから知ってる人、便宜を与えてくれそうな人、意思疎通しやすい人・・・とばかり、付き合いたくなる。
そういうひとたちを「身内」として囲い込んで、そうじゃないひとたちを排除したくなる。無意識のうちに。
それやっちゃうと、世界が拡がらないでしょ。
だから、意識して「身内」の枠をはずしちゃう。それでもつい無意識のうちに便宜供与しちゃうくらいだから、「どこまでも果てしなく、身内の枠を拡げちゃうぞ」くらいのつもりでちょうどいい。
僕はそんなふうに、生きてきました。


そういえば、ティピコ・オリエンタルを通して知り合った方から「BigLoveさんって日本人らしくないですね!」と言われました。もしかしたら、こういった部分を指して、そう言ってくれたのかもなぁ。
こうも言われたなぁ。「ほかの人の4倍は楽しんでるみたい!」・・・うん、楽しいですよぉ!!!