終戦60年

母と神戸大空襲のあれやこれやを話していて。
甥「なんで負けが決定的になっても、戦争やめんかったん?」
そもそも、戦争はじめること決めたときも、アメリカに勝てると思ってた人は居なかった。
でも、今でもそうだけど、日本の組織って雰囲気が間違った方向にすすむと、そのまま修正せず自滅することがよくあるんよ。
戦争を止めるときも、うまく持っていかないとクーデターが置きかねなかったから、とっても難しかったらしいよ。
北朝鮮って、変な国だと思うでしょ。
甥「うん」
当時の日本は、もっと変な国だったんだよ。
母「言いたいことを、思うように言えなかったのよ。」


甥「どうして戦争ってなくならんの?」
どうして兄弟げんかするの?それと一緒。
母「世界が果てしなく大きいと思ってた時代は、より大きくぶんどったほうが得に見えたんだね。でも、地球の小ささがはっきりしてる今、そこで奪い合いにエネルギー使うと、地球全体が消耗して、誰も得しないことがはっきり見えてるのにね。
甥「喧嘩で勝つと得するよ」
母「そう思ってるうちは、戦争もなくならんやろうねぇ」