自己批判

毎日新聞って、コラムや投書欄にいろんな意見がそのまま載るから、大好き。

  • 朝刊 永六輔その新世界 福知山線の事故でテレビのスタジオは法廷になりつつある

今、テレビのワイドショーは福知山線の事故で、スタジオは法廷に、出演者全員は検事になりつつある。

  • 夕刊 キャンパる 斬るワイド版 尼崎脱線事故報道 目立つ揚げ足取り

学生記者たちが週1回、丸々1ページ編集するコーナーのコラム。
今週は9人の学生記者が、報道姿勢のさまざまな問題点を、批判している。どれも的を射ていて、好感が持てた。


いずれも、毎日新聞そのものへも当てはまる批判。でも、そのまま掲載する。
新潟の震災のときも、取材記者が阪神大震災の反省と、それを踏まえたつもりで今回の取材に望んだつもりが、心の声を初対面では見落としたという経験談を、コラム記事で真摯に吐露していた。
よぎるさまざまな思いを、きちんとありのままに捕捉し、書き表す。
唯一の正解なんて、無いのかもしれない。けれど、どう進むのがより望ましいのかって、迷いや悩みも含めて、心に問い、ありのまま強がらず表現してみることからのみ、見出せるんじゃぁないかなぁ。