根拠の無い安心、そして不安

友達のちゅーりっぷさんの記事から。お父さんが高熱を出した体験談です。

8年くらい前に肺炎で1ヶ月くらい入院したことがあり、母も「転寝ばかりしていて、自業自得よ」と言い、まったく心配した様子でなかったので、私もすぐ良くなるだろうと思っていました。
(中略)
間質性肺炎」初めて聞く病名でした。

インターネットで調べたら、あまりよくないことばかり書いてあり、その後兄の話では知り合いでその病気で亡くなったというのです。

私は青ざめました。

心配していた母に、「悪い風に考えると良くないから、良いように考えようよ」と言いながらも私自身とても怖かったのです。
(中略)
28日の夜お見舞いに行ったらちょうど先生がきて、思ったより経過がよく、間質性肺炎の疑いがなく、このまま様子をみて大丈夫なら早くに退院できそうだと言うのです。

ちゅーりっぷさんの思考・行動パターンが、はっきり出ているなぁって感じました。


1.根拠無く軽視する
2.医者に脅かされて、とたんに猛烈に心配する
  根拠無く安心しようと試みるが、不安でたまらない
3.診断結果が出て、どっと安心する


「安心」したいんだなぁ。根拠も無いのに。
だから、ありのままの現実がむき出しになったとき、猛烈に「不安」になり、不安に振り回される。
で、また「安心」に戻ったようだけれど、ひとなんて、いつ死ぬか判らないよぉ。
実家から出立するとき、または、夫を家から送り出すとき、「これがこのひとと交す最後の会話かもしれない」という事実を、ちゃんとありのままに認識して生きてますか?


どういう状態をもたらしたいのか。
そのために、なすべきこと・出来る最善のことは、なんなのか。
自分にはっきりと問う。そして、やる。


「安心」と「不安」とに寄りかかり、気分に振り回されていると、為すべきことから逃げ出すことが出来ます。そのかわり、すべては運次第(^^;