謙虚実現くん: 頭髪から始まる話

AIBOプロジェクトの成功は、私のとっては三度目の技術革新の成功であり、そのときにはもう「うぬぼれ」の落とし穴にはまることはなかった。(中略) だが、他の担当者たちにとっては、生まれて初めての大成功である。「思い上がるな」といっても無理だったろう。結果として、彼らはさまざまな不運におそわれ、中心人物の多くは会社をやめていった。」
うぬぼれや思い上がりをすると、宇宙が警告のシグナルを鳴らすという話なのですが、神田昌典さんの『成功者の告白』にも通ずるものがあります。それと、うぬぼれがコンプレックスの裏返しだということも書かれていて、なるほどと感じました。
ありのままである、等身大である。これがとっても大切だと頭では知っている。実践は、あぁ、今はありのままだな、今は少し誇大、さっきは少し過少・・・と、自身を振り返りながら、経験をつんでいくしかないかなぁ。

うぬぼれや思い上がりの陥穽をいかに避けるかということについての一つの解もこの『運命の法則』は示していますが、「いかに宇宙や運命を信頼し、自らをあけ渡すことができるか」がもっとも重要だという結論も最後に書かれていて、それは頭で理解して即実行できることではないということなので、右往左往しつついろいろ工夫したり悩んだりしながら経験を積んでいくこと自体が面白いのだということなのでしょうね。
サレンダー、流れに身をゆだねる・かぁ。