アンコールクリスマスバージョン ティピコ・オリエンタル来日 ラストライブ

18:35 舞浜着

18:45 ブロードウェイ・ミュージック・シアターに。左ブロック3列目に着席。
19:00-35 アンコール Xmasバージョン鑑賞。ほぼ満席。張り切る出演者。フィナーレのスペシャル部分、昨年よりも、歌とラインダンスに力点が置かれている印象。いいっ!!!あれだけ高く足を上げながら、全体を見事に揃えるとは、かなり高レベル。素敵なスイングに会場からも自然に手拍子が生まれ、とってもいいムード。TDSの観客は、スイングジャズを体得してるなぁ・・・。
http://tamura.cocolog-nifty.com/tdr/2004/10/post_2.html
電車でP/Dへ。ホレイショスクエアに巨大ツリーが!
スカットルのスクーター搭乗

20:00 舞浜発


20:46 セルリアンタワー
エレベーターで、Sons De Orienteの方とばったり。
一ステージ目、如何でしたか?
ばら色に輝いた表情で「とってもよかった。素晴らしかったよ!」
2回目行ってきます!
「楽しんでね!あ、ボデギータにも聴きに来てねっ」11/24にライブがあるんです。http://www.bodeguita.co.jp/mall/yume007.html


JZbratの入口へ。既に20人くらい並んでいる。おぉっ!ユカタンでお見かけした顔が、たぁくさん!!!挨拶を交わす。2ステージ連続で観られる方もちらほら。
21:00 入場開始。満席のため、予約していないお客さんはキャンセル待ち。ステージから2mという至近席に案内される。
お手洗いに行こうとして、ボーカルのロランドさんとばったり!そのまま控え席のソトさん(パーカッション)、アンヘルさん(ベース)とちらりとお話。皆さんそれぞれ個性的なジャケット&ネクタイで、とってもダンディー
札幌、寒くなかったですか?
「初日、雪が降ったんだよ!いっぱい写真撮った」
スクリーンに、キューバでのさまざまなライブ・ショーの映像が流れる。その中に、小さなライブハウスで、聴衆がおもいおもいに立ち上がって踊る姿が。あぁ、あんな感じって素敵だなぁ・・・。
21:30 開演。1曲目。熱く、丁寧な演奏。じーんとする。
2曲目、うーん、座ってられない(^^;あ!上の席は手すり沿いにずらっとお客さん立ってる。目の前は階段下スペース。あそこなら邪魔にならない、よし、立っちゃえ。
どんどん立ち上がる人が増えていく。ロランドさんが、間奏中にメンバーを一周して、耳元に何かささやく。作戦変更かな?
グラスが1つ割れる。誰も動揺しない。お店の人がさっと片付け、そのままテーブル寄せて、フロアを空けちゃう。ますますたくさんの人が踊る。次第に、ほぼ総立ち状態へ。
盛り上がってはいるのだけれど、ステップに気を取られたり、踊ることそのものに高揚したりで、会場の「聴く」ことへの集中力が薄まっている・・・
カタンのアンコールでやってくれたMonarca del Son、激しいけれど、哀愁を帯びた曲。でも、大半のゲストは明るく楽しそうに踊っている。演奏と踊りとの乖離・・・・・
そして、Son de La Roma。この曲は、今の会場の雰囲気と合ってる。キューバ人らしき黒人男女もステージ前で踊りに合流。全体のノリが、ぐっと躍動する。さすが!!!

圧巻は、フィナーレの「トゥラの家」。激しくスタート。会場熱狂。難しい曲調に、過半のゲストは一瞬ためらう。が、すぐ立ち上がり、やがて熱く踊りまくる。その踊りの明るさと曲調とにギャップができたかな・・・というところで、ロランドさんが、両手を広げ、手のひらを下に向け。会場のトーンを落とす。静かに、静かに。聴衆全員、全身が耳になる。そしてリフレインを繰り返しながら、ゆっくりと、だんだん熱く。その変化にぴったりシンクロしてマラカスを振るゲストも。自分の中に深く熱くこみ上げてくるものがある。100人のゲストそれぞれ、おもいおもいに曲を感じ、感じたまま体を動かす。みな違うことをしていて、それ全体が曲とぴったり一致している。至福の瞬間。ロランドさん、まさにConductor。いつまでも続くかのような演奏。でも終わりのときが来る。静かにトーンが落ち、聴衆ともども、ぴたりと静寂に。暖かく大きな、感謝と賞賛の拍手。
アンコールに応えて、La Rosa orientalを。でももうロランドさん「トゥラの家」で声を使いきった様子。静かに熱唱。熱い拍手で終了・・・。

去り際、口々に何かおっしゃってくださるのだけれど、あぁ、スペイン語が理解できればいいのに・・・。エリセオさんが「Oh! I see you now!!!」照明がまぶしくて、今はじめて気がつかれたのでしょうね。ソトさんが日本語で「大好き君たち。忘れないよ・ずっと」

2ステージ連続で聴かれたゲストによると、1ステージ目はぜんぜん違うトーンだった様子。それはそれで聴いてみたかったなぁ・・・。JZbratで総立ちに近い状態になったのは初めて観たとのことでした。

月曜日にキューバに戻られるとの事。超人的なハードスケジュールでの来日、ほんとうにありがとうございました。今回、ティピコ・オリエンタルに触れることで感じ、味わい、会得した無数のことは、僕そのものを、また大きく深く変えました。永遠に忘れません。


もうこれで、2度と会えないかもしれない・・・のだけれど、そんな気が全然しない。あの音が、あの素敵な5人の存在感そのものが、僕の血と肉になってしまったかのようです。

23:35 清算
23:40 セルリアンタワー