孤独を愛する

  • 導入・・・価値体系があまりに違うと、何が書いてあるのか、しばしわからなかったりする。

http://d.hatena.ne.jp/BigLove/20040617#p1への、たまさんのコメント

やっぱ、自己中、自己愛が強い奴。家族といるよりひとりでいる方が楽しいらしい

???たまさん、いったい、この文章で、なにを伝えたいんだろ???

    • 自己中って、自己中心的ってのを高校生とかが言う言葉だっけか。
    • 自己愛が強い。うん、僕は強いなぁ。
    • ひとりでいるのって楽しい!!!そして、ひとりでいることを楽しめる奴とグループ行動すると、輪をかけて楽しいんだよねぇ!!!!!だから、我が家の家族行動って、とぉっても楽しいよ(^^)

そんな僕を・・・もしかして批判してるつもりなのかな?!?!?奴とか書いてるし。
たまさんって、どういう価値体系なんだろ・・・・・
ふむ、どうやら、たまさんは、「自己中心的」「自己愛が強い」「家族でいるよりひとりでいる方が楽しい」ことを、悪だと捉えているらしい。はっはぁ・・・やっとわかった。

><

  • 孤独を愛する

「孤独を愛する」ことって、心理学者のマズロー自己実現的人間の特徴http://d.hatena.ne.jp/BigLove/20040515#p3
の5番目に挙げてるように、あなたならではの価値を創造する上で不可欠な要素なんです。
孤独を恐れて、自分の願望や自己愛を抑圧すると、責められることは減るかもしれない。
けれど、価値を創造することはできない。あなたが、あなたとして生きていることで育んだ価値観を、現実に生かすことができない。

  • 自己愛

「The Greatest Love of All」って歌にもあるように、

最も偉大な愛、それは自分を愛すること

人間って、自分を投影して世界を観る。
自分の中に愛していない部分、抑圧した部分があると、それを世界のどこかに投影して、攻撃してしまう。自分を責めつづけると辛いからね(^^;;;
自分の全てを愛せたならば、世界の全てを愛せるようになる。
偏った愛こそが問題を生み、愛の深さとひろさが価値を創造する。
だから、愛をどこまでも広く、どこまでも深く、拡張することがとっても大切。
まずは・・・あなたの内側から。あなたのなかに、すべての要素がある。
関連記事 http://d.hatena.ne.jp/BigLove/20040525#p1

私は家族サービスという言葉も翻訳不能の言葉だと思っています。これも、海外に行かないとなかなかわからないですよね。

http://tamura.cocolog-nifty.com/tdr/2004/06/post.htmlで紹介したカップル、もし結婚すれば、「家族サービス」するでしょうねぇ(^^)
個人個人が、主体的に楽しんでいるからこそ、家族が価値を創造できる。

日本人は反省するのが好きだ。

反省って、究極の「自己中心」かもしれない。
現実を変えることよりも、自分がどう観られるかに気持ちが行ってしまっている。
やがて、他人にも反省を求めたり、身を削ることを求めたり・・・・・。
「感謝」からどんどん遠ざかっていく。

  • 課題中心的

マズローのいう、自己実現的人間の特徴 http://d.hatena.ne.jp/BigLove/20040515#p3

4. 自己中心的ではなく「課題中心的」である。

なにが課題か。自分に何ができるのか。
過去の結果として生きるのではなく、未来の原因として生きる。

  • 「世間様教」

価値基準は、実は自分の中にしかない。
ところが、「世間様教」信者は「世間様に恥ずかしくないように」を第一義に、人生を生きる。
「"ふつう"どうするものなの」「"いままで"どうやってきたの」「"みんな"何て言ってるの」
そしてこう言う。「みんながこういうから、わたしはこうする」
うまくいかなければこう言う。「みんながいうとおりにしたんだけどねぇ・・・私は悪くないのよ」
自分が想定したとおりの反応をしない人を見るとこう言う。「常識がないわ。自分勝手よ。あの人のせいで、当然起こるべき結果を、私は手に出来なかった」

後ろにあるのは孤独への恐れ!「集団からはじかれないこと」が人生の最優先事項になっちゃってる。責められたくない、でも欲しいものはなるべく欲しい、身内が居ない所ではえげつないことやったりして(^^;;;
デメリットは、感性が鈍り、特徴と変化を資源にできず、自分ならではの価値を創造できないこと。あなたが居なくても、誰もがおんなじことをできちゃう。それって「生きてる意味を捨ててる」ってことのような・・・。

    • 祖父の言葉

私の祖父は、母が「みんな」という言葉を使うと、こう質問したそうです。

「みんなというのは誰と誰と誰だ?」

「みんな、こういってる」「社会がこれを要求している」「こうするのが常識なんだ」・・・得てして、自分の欲求を投影してるだけだったり。
だって、無数にあるはずの意見の中から、その意見にフォーカスを当てることを選んでるのは、自分。価値基準は、実は自分の中にしかない。

もし自分ひとりで生きていたなら。ロビンソン・クルーソーのように、すべてを自分で生み出さねばならない。物も、アイディアも、何を為すべきかも。そして、人間には本来、その能力がある。

    • 分業

野菜は農家が、靴は靴屋さんがつくってくれる。分業のおかげで、とっても効率よく生活することが出来ている。自由時間を持つことが出来ている。
自分のアイディアを批判する人、賞賛する人。おかげで一人っきりで思索するよりも優れたアイディアが浮かぶ。
なんとありがたい・・・
でも、あたりまえだと思い、甘えてしまってるんだよね。
そして、本来、最終的には自分ひとりでなんでも選ばねばならないことを、そしてその能力が人間にはあることを、わすれてしまっているんだよね。

    • ひとり旅

もし、ロビンソン・クルーソーのような体験をしたならば。自身は磨かれ、他者への感謝は増すだろう。
実際、いくつかの部族で、成人の儀式として、大自然の中で数日間ひとりっきりで過ごす。
その疑似体験として、ひとり旅ってとっても有効。
誰一人知った人がいない場所で、時には言葉も通じない場所で、自分はどう生きることが出来るのか。どう安全を確保し、何に出会い、どんな価値を創り出せるのか。

    • TDRひとりぼっち

教養ある素敵な女性。でも「ひとりではなにもできない・・・」と思い込んでいた。
その思い込みにご自身が気づかれ、「よし、一人旅、やってみよう!」と思い立って、こわごわ出かけた舞浜。とぉっても充実した旅になった。
「なんだ!私一人でいろいろ出来るんじゃない!!!」
・・・以来、TDRは忘れがたい場所になったとのこと。家族でしばしば再訪し、とっても楽しんでるそうです。
彼女いわく「TDRで起こることは、外の世界でも起こりうる」
TDRは巨大シミュレーター。