ノルマンディ上陸作戦・米軍によるフランス民間人被害
毎日新聞6/1朝刊国際面「欧米関係を問う ノルマンディー60年 第1回」
60年を経て、一般市民が戦災体験を次世代に語り継ぐ機運が高まっている。
地元カーン大学の歴史研究所は10年前、民間人犠牲者数の集計調査に着手した。「ノルマンディー全域の民間人死者は米兵戦死者と同等の2万人。60%は空爆被害者」という結果が出た。
絨毯爆撃で都市を破壊し、ドイツ軍部隊の沿岸到着を遅らせようとした結果、多数の民間人犠牲者が出たんだそうです。
元ドイツ兵の記事も。ノルマンディーの地元住民と交流を続け、今回、戦死した米兵の家族などとの討論会に参加するそうです。
「美しい自然に魅せられた。独兵は礼儀正しいと評判で、住民との関係も良好だった。米兵を憎む住民もいた」
今年1〜4月、高齢生存者の証言を聞く、住民対話集会を開いたんだそうです。
で、米軍による殺人・略奪・暴行が発生し、ドイツ軍統治下のほうがよかったという声も当時あがった・・・などなど、上陸作戦の負の側面が知られるようになった。
戦争って、そんなもんだろうと想う。片方だけが正義ってあり得ない。たぶんね。
そして、時代の都合によって、ある側面ばかり流布される。
今回も、そう。