記者の目:被災者受け入れた三原市の経験

◇官民の柔軟な支援が不安拭う
「人を支えるのは人なんだ」。東日本大震災による津波被害などで、千葉県旭市から約750キロ離れた広島県三原市に一時避難した安藤年男さん(51)一家の取材を通して、改めて実感している。受け入れる側の行政や住民は初めての経験に戸惑いながら、「自分にできること」を実行していた。住み慣れた土地を離れることを余儀なくされた避難者は約11万6000人にのぼる。安藤さんの避難経過は、官民の柔軟な対応で避難者の不安も薄れ、多くの課題が解決できることを教えている。

毎日新聞 2011年5月18日 0時17分

僕の郷里、広島県三原市。生まれ育った目からみると、「典型的田舎で閉鎖的な風土、大丈夫かしらん・・・」なぁんて想ってしまうのだけれど、やるじゃないか!嬉しく、誇らしい。
同級生で、いま郷里に残っているのは半分くらいだろうか。4年ほど前、久しぶりに同窓会に出たら、みなそれぞれに頼もしく、街を動かし、未来を考えていた。
産業の衰退、人口の減少、高齢化の進行。城下町は道の拡幅で壊されてしまった。
けれど、美しい多島海や、穏やかな気候、鮮やかな夕焼けは、今も変わらずそこにあるだろう。
そしてなによりも、ひとだよなぁ。