クローズアップ現代「岐路に立つお寺〜問われる宗教の役割〜」

檀家の減少、そしてお坊さんを呼ばない葬式の増加。寺から墓を引き払う人も増え、“寺離れ”が広がっている。岐路に立たされるお寺の現状に迫り、宗教の役割を問い直す。
【出演】東京工業大学大学院准教授…上田紀行,【キャスター】森本健成

最新型納骨堂。
違和感がつのったのは、運営会社のこの言葉。

消費者の皆さんに、すっかり受け入れられてると想います。

・・・おいおい。
いまどき”消え去ってしまうもの”を売る業種でさえも、顧客を”消費者”と呼ぶ失礼さを意識するところが多いのに。
ましてやあなたたち、消え去らない想いを扱ってるんでしょうに。

ニーズに基づく商品を提供しているんです。
私は、消費者が喜ぶことは、すべて善だと想ってます。

・・・あの。
いまどきそういう認識で企業を運営してる・というのが凄いわ。”顧客満足”とはなにか、まったく考えたこともないんだなぁ。
うーん、これはうさんくさい。
もちろん、長い取材映像の中から、そういう言葉だけを抜き出して編集したんだろうけれど、
TV取材に対して、臆面も無くこう語ってしまうってことは、自分たちのものの見方が顧客志向ではないってことにさえ、気づいてないぞ、この人達。
リゾート旅館商法などと、おなじ匂いがする。
たぶんこの会社、長くは続かないぞ・・・潮目が変わって、売り上げを拡大し続けられなくなる日が来たとき、維持費を捻出し続けられないだろう。し続けるような事業デザインもしていないだろう。


一方、既存の寺院は、コンビニの2倍あるんだそうな。これもびっくり。
墓地の移転・葬儀の減少で、経営が悪化しているという。なかには倒産した寺も。


そして、仏教本来のはたらきへと立ち返ろうとする動きを紹介。
たとえば自殺対策への取り組み。

行動の中に、仏さんが居る。