未来をつくる君たちへ 司馬遼太郎作品からのメッセージ▽山内昌之が語る

幕末の薩摩に生まれ、明治維新を成し遂げた西郷隆盛大久保利通歴史学者山内昌之さんが、鹿児島の中学生と、志とは何か、ほんとうの友情とは何かを語り合う。

首相になるのは、西郷がふさわしいか、大久保がふさわしいか。
西郷がふさわしい・・・とおもった中学生チームが、街に出て、ひとびとの意見を聞いて回るうち、考えが変わってくる。


志ゆえに、道が分かれ、敵味方に分かれても、
なお、2人の友情と信頼は続いた。

未来をつくる君たちへ 司馬遼太郎作品からのメッセージ▽黒鉄ヒロシが語る勝海舟

江戸の無血開城を実現、日本に新しい時代をもたらした勝海舟の生き方について、漫画家の黒鉄ヒロシさんが、勝生誕の地、東京・両国の中学生と対話する。

勝海舟でなければ、無血開場はなし得なかったろう。
死の恐怖を脱却していたからこそ、ではないか。
死への恐怖
1. 痛覚への恐怖 子供のころ、野犬に睾丸をかまれて、生還した
2. 肉親との別れ
3. 財産権の放棄
4. 不条理感への恐怖 解いた人が居る。”なんにもなかった”・・・勝海舟は死ぬとき「これでおしまい」


覚悟があると、目的のほうへ向かうから、小さな悩みを超えていく。

いきいきした中学生の顔・顔・顔。

未来をつくる君たちへ 司馬遼太郎作品からのメッセージ▽渡邉美樹が語る坂本龍馬

激動の時代を駆け抜けた幕末のヒーロー、坂本龍馬。自分の好きなことを追い求めた龍馬の生き方について、企業経営者の渡邉美樹さんが高知の中学生と語り合う。

ワンダー×ワンダー ブラジル 南米最大の里帰り

え、この番組で里帰り取材?!?・・・ところが、想像をはるかに超えて、感動的だった。


近年、順調に経済成長し続けているというブラジル。
サンパウロにある、南米最大のバスターミナル。クリスマスに向け、たくさんの帰省客がやってくる。
その雰囲気は、僕が小学生の頃、よくTVニュースで流れていた上野駅のよう。
しかし、バスはみな最新型。日本のバスよりも立派かも。ターミナルそのものも、大きな空港のようにピカピカ。


まさに網の目のようなバス路線が、広い国土を。1700km・3日間かける路線も。パンクしてもハブ軸から圧縮空気を入れ、次の街まで走り続けられる装備。
スケールが大きい・・・。


費用もかかる、日数もかかる。みなが帰省できるわけじゃない。
帰省できない人たちに、クリスマスカードを代筆するサービス。身の上話を親身に聞き、カードの文章を考え、「冬のあとは必ず春が来るのよ」と励ます。
クリスマスイブ当日。バスの到着を待ちわび、2年ぶりの再会を大喜びする双子の姉妹。夫の病気で収入が途絶えて帰省できず、病状悪化した母を心配しつつも会うことをあきらめていた。しかし、3日前に妹から”バス代振り込んだから!”・・・親戚中で毎月少しづつお金を出し合い、貯金をしたのだという。続々とやってくる親戚のひとびと。
命と夢を預かっているという誇りを胸に、クリスマスイブも仕事をする運転手。


熱烈なバスファン。趣味が高じてバス模型会社を興したという。静かに語る。
どんなひともみなわけ隔てなく運ぶから、バス。

さよなら、アルマ | NHKスペシャル

うーん・・・戦争を実体験したひとと接していないからこそ、の、描き方に感じられる。
こんなに綺麗で浅いもんじゃないだろう、戦争って。
でももはやこんなふうに、ファンタジーとして語らないと、次世代へと伝わってはいかないのかもしれないなぁ。