イ・サン

龍馬伝

大殿様を、大政奉還の建白書を書く気にさせる回。
エンディングの、ゆかりの土地紹介コーナーで、史実を説明するから、ドラマ本体は思い切って演出できる・ということなんだろうな。
なるほど、これだけの思い切った決断のためには、アイディアそのものの妥当性のみならず、熱意と、正直さと、覚悟が必要だよなぁ・・・。


見逃して残念に想っていた、武智半平太が切腹を受け入れる場面を、今回観ることができた。なるほど、容堂公がひとりのひととして、同じ目線で語ったのか。そこに、切腹を命じる側の苦悩をも感じ取ったんだろうなぁ・・・。
弥太郎が、そして今回は後藤が、”龍馬へのねたましさ”を正直に吐露することで、上司を動かしたように、
龍馬が、後藤や容堂公に”憎い。しかし、憎しみからは何も生まれない”と吐露することで、同志になれたように、
正論だけでも、感情だけでも、こういう転換は起きないよなぁ。