ハーバード白熱教室@東京大学
つかみが上手い!!!
4人の船員の事例
ハーバードの講義でも取り上げられたもの。
流れはおんなじだが、いざ日本人が、その議論の中に立ち、追い込まれつつ自分の立場を明確にしていくさまは、思いもよらず、なかなか刺激的。
顕になった3つの立場
東大の入学資格をお金で買えるか
東大は、ほぼ学力で合否を決定している。
授業についていける程度の学力がある学生・多額の寄付をしてくれるなら、入学を許可していいか?
- 功利主義のあきらさん・反対。公立学校であるので、公正さを守ることが、社会の利益になる
- 賛成。それで不合格になる人が居るわけでない。学力が足りないわけでもない。3000人のうち数人の枠なら、いいのでは。
- 入学は、努力に対する見返り。お金の有無で決まるのは不公正な気がする。
- 大学の目的は、学問の卓越性。それに沿って、学力での入学選抜が適切
- 既に今も、親の年収が高い人が、東大には多い。学力に、富も一役買っている(不公正だとは想わない。それが現実)。学力・年収・いろんなタレントで、入学選抜され、多様に貢献すべき
アメリカでは、なにが不公正で、どうすれば公正に調節できるのか、を、多様に論議してきた。
意見が一致することはなかった。しかし、正義について3つの違う概念があることを突き止めてきた。
正義とはなにかにとりくむのは、決して哲学者の仕事ではない。市民の仕事の一部。
40分延長してのひとこまめ。
講義の中で発言したひとたちなどへのインタビュー。緊張で想うようにしゃべりきれなかった様が伝わってくる。
てんぱってしまって、なにを言われたのか半分もわかってなかったかと・・・(功利主義のあきらさん)
いざあてられるとしどろもどろで。ハーバードの学生は堂々としてた、もっとあのように
どんな発言も、受け止めて、その意図を汲んで、サジェスチョンを与えてくださって・・・。
手を挙げましたが、発言は出来ませんでした。でも、自分と同じ考えの発言者がかならず居て。参加しているという実感がありました。
受講者が、どのような態度で、どのように議論するかが、講義の成否を決めます。
どのような発言があるのか、コントロールすることは出来ません。意図した要素を含む発言が、あるかもしれない、ないかもしれない。でも、真摯に議論をすすめる中で、必ず前へと進んでいける。