自己実現って?

一般的に、すでに高次欲求の域にある方は、周囲の人との距離感、違和感を何となく感じているのではないでしょうか。そういう人にとって、この本は、自分が進むべき方向に自信を与えるものになるかもしれません。

要約が、いちいち腑に落ちます。

・成長動機の人格は、世間体を気にしたり、うわべを飾ったりする必要がなく、自由な行動がとれる

・よい選択ができる人は、自由な立場で自主的な判断のできる人であり、現実を広い視野から見透すことができる

・まやかしを見抜き、真に優れた人物を選べるか否かは、自己の利害、不安や恐れなどの感情を超越して見る眼によるもの

自己実現する人は、自己中心ではなく、問題中心の生き方をする

などなど。


で、一番ううむ・・・とうなったのが、これ。

自己実現する人は、多くの人が重要と思っている、身近な人間関係、特定の組織に対する義務、金銭的利害、日常の生活習慣、服装儀礼などに無頓着で、周囲の期待や信頼を裏切ることが多い

目から鱗
そうだよねぇ、そうなっちゃうよねぇ。
そうなんだよなぁ、そうなっちゃうんだよなぁ。


「生理的欲求」「安全欲求」「所属と愛情の欲求」「尊重の欲求」。
満たされていないと、それぞれ特有の症状を呈する。
で、症状を呈してるひとのほうが、圧倒的に多いわけだから・・・。


物理的に満たされてるかどうか、って、心理的な欠乏感と直結しない。どちらかというと、育てられ方なんだよなぁ。


話はちょっとそれるけど、幼稚園と保育園とを、深い洞察なしに一緒くたにすることには、僕は懸念を感じる。
現状、保育園は、基礎欲求をなんとか満たすための場所で、幼稚園は、高次欲求の発露を助けるための場所・と言えるんではなかろうか。
果たしてこども園は、基礎欲求を満たしてあげつつ、高次欲求の発露を助ける・・・ほどの資源を、投入できるんだろうか。
しなきゃいけないだろうなぁ。
幼児教育の在り方って、20年後の社会を、明確に変えるはず。

えこ贔屓をされる人間になるための相談コーナー

【1】開高健、柴田錬三郎、今東光 三人の文豪からもらった人生の栄養 | BPnetビズカレッジ:休憩室 | nikkei BPnet 〈日経BPネット〉

上質な脳みそを土台にした人間的な魅力があってこそ、周囲の人間はこの人のために何かしてあげたい、この人に喜んでもらいたいと思う。

明治維新から太平洋戦争まで、70年

柴五郎 - Wikipedia
武士の娘 杉本鉞子 ***** - 意志による楽観主義のための読書日記
戊辰戦争という社会の大変革。勝者にも敗者にも、大人にも子供にも戦後生まれのひとにも、大きな影響をそれぞれに与える。
そのひとたちが、その後の社会に、それぞれに影響を与え続ける。


それが70年経つと、実体験したひとたちは、ほぼ死に絶えるか、引退する。


太平洋戦争から、もうすぐ70年。
10万人を超えたシベリア抑留者会が、いまや1000人だという。
海軍反省会”で語った方々も、あらかた故人。
焼夷弾や原爆で被災したひとびとも、当時未成年だったかたがたが主体になってきた。

当事者意識

知恵市場: (by paco)鳩山総理辞任を「官僚の勝利」として読み解く
妥当な視点だと、僕は想う。


海兵隊の件。
読売新聞は、とどのつまり、沖縄に海兵隊が存在し続けて欲しかった・ということなのだろうか。
沖縄の過重負担を解消しようなんて、実はさらさら想っていない・ということなのだろうか。
国論が一致しなければ、アメリカを説得することなんて、できるわけがない。


たとえば、大村湾では駄目なのか?
なんに対する抑止力なのか?


どんな具体案がありえるのか、
どんな危機が想定されているのか、
なにがほんとの論点なのか、
きちんと踏み込んだ報道は、少なかったように想う。


ほんとうのことは、なかなか明かされないのかもしれないけれど。
たとえば・・・

どうせ北朝鮮は、近々瓦解する。
それまでは、ずるずると現状で引き延ばし、
瓦解したら海兵隊アメリカ本土へ引き上げ

なんてのが本音だとしたら、そりゃなかなか報道は難しいかもなぁ。