奇跡の映像 よみがえる100年前の世界 第9回 カーンの死 ”夢”の終わり

フランス漁民のたら漁。帆船で大西洋を渡り、小船で一本釣り。睡眠1時間の激務。新しく登場したトロール漁の模様も。
北アフリカのフランス植民地。ベールのないイスラム教徒・共存するユダヤ教徒。美しいベルベル人
パリのカラー動画映像。車がカラフル!
ガーナ近辺の植民地。宣教師に同行。現地文化を尊重し、成果を挙げる。王族が教会へ。ブードゥー教キリスト教の共通性。持ち帰った映画にカーンの友人たちは賞賛・ところが、カトリック教会は大反発。宣教師は南フランスへ左遷・・・。
1930年、パリでの植民地博覧会。大盛況・しかし、”展示”されてる人々の表情は、生き生きしていない。
大恐慌の影響がフランスにも波及、カーンは破産。邸宅に住むことは許可されるが、庭園は公園に。貧しいながらも、穏やかな生活。
1940年、ナチスがパリを占領。カーン邸からユダヤ人資産家リストは持ち去られるが、映像資料には興味を示さず。カーン死去。
それから30年、資料は眠り続ける。
1970年代、地方自治体が博物館を建て、資料を保存・復元。


食い入るようにみつめたくなる映像の数々。
画面の細部にも、気づきがある。
空気感や気持ちが映しこまれている。