バンクーバー五輪

フィギュアペア フリー

昼休みのタイミングをあわせ、最終グループ・上位4組を生視聴。どきどきしながら。
中国の2ペア(申雪・趙宏博組と、龐清・佟健組)が、圧倒的。太いエネルギーがほとばしってる感じ。それは、演目のせいばかりではないだろう。
スミルノフ・川口ペアは、スタートの表情は昨日以上にいい感じ。スロー4回転を3回転に。ところが着地で手をついてしまう。直前でコーチの指示により変更。”クリーンに”よりも、”伸びやかに””最高を”を目指した方がよかったのでは・・・と想うのは、素人考えなんだろうなぁ。抑制も大切なんだろうし。いや、スロー2つとも着地失敗してるから、もしかしたら、足にトラブルがあったのかもなぁ・・・。
ドイツのアリョーナ・サブチェンコ、ロビン・ゾルコビー組も、ほんの少し緊張が優ってたと感じた。


昨日のSP同様、4ペアとも伝わってくる情感が深い。冬のうつくしさ・若い情熱・ペーソス・野をかける馬のような伸びやかさ。
なんとレベルが高い試合。そして、観客が素晴らしい・・・。

スピードスケート男子500m

銀メダルの長島選手、ハイタッチのあと、勢い余ってこけて、背中で滑りながらガッツポーズ!

滑降

高円寺駅で、転落した女性を救った若い男性

ナイスガッツ&判斷。

プロフェッショナル 体内時計 上田秦己さん

世界中の、様々な分野のひとたちと、ディスカッションをしながら、発想を磨き、研究を進める。


小学校の時思った、”生命ってなんだろう?”
高校での緒方先生(登山家・南極越冬隊)との出会い。話が面白い・・・戦後もののない時期に、資金を集め、登山隊編成。研究者という生き方を薦められる。
東大に進み、学内だけで満足せず、企業の研究室に出ていっての技術習得・共同研究。
やがて、学生のうちに注目される論文を次々と。
史上最年少・27歳で、理化学研究所のグループリーダーに任命される。
論文を、次々と出し続ける日々。でも、追われているだけ・・・
緒方先生が、肝臓がんに。見舞いに行って、”生命の本質”という本を貸してくださる。
あとがきの、”うさぎを創ってみたい”・・・半世紀前の研究者が、こんなに思い切った発想を。

自由に、もっと自由に

斬新なテーマに。研究がまた面白くなってくる。やがて成果が。

彼、すごく粋で、「これ、貸すよ」と。
(余命がわずかなことは、緒方先生も、上田さんもわかっている)
うわぁ、どうやって返そうか・・・と。

先生が、上田さんの研究者としての迷いを知っていたかどうかはわからない。でも・・・

じっと見つめて。
あの瞬間が、わすれられないです。目が忘れられない。視点が動かない。

すべてを疑い、考え抜け

世に出す前に、考え抜かなきゃいけない。
最終的に自分が責任を取らなきゃいけない。その緊張感はありますね。

仮説に基づいて実験をさせ、出てきたデータの意味をあらゆる角度から検討する。
データをみて40分考え、わかった答えを語り始める。

あの人に会いたい 照屋林助さん

浄土宗の理想”愚者”って、こういう感じのひとかもなぁ。

爆問学問選 私は ここに いる  障害学 福島先生

全盲ろうの東大教授
・・・いやぁ、100回記念で、ベストワンにあげられてただけのことはある。


障害とは、なにか。
背の低い人・高い人を障害者とは言わない。
産業革命以後、規格にはまらない、生産活動に都合の悪いひとを、”障害者”とした・・・と先生は語る。


では、生産性の低い人には、存在価値がないのか。
ビクトール・フランクルさんの公式

絶望=苦悩−意味

つまり、絶望+意味=苦悩
意味が感じられないとき、苦悩は絶望になる。
意味がある限り、苦悩は絶望じゃない。

苦悩のない人生って、ずっとトランス状態が続く人生って、つまんないんじゃないか

先生は、今が一番幸せですか?
幸せですね

意味を見出した人は、つよい。