旧日本海軍の大将ら幹部47人が、太平洋戦争を振り返った膨大な証言記録を旧海軍OBらで構成される団体が保管。来年春の刊行を目指し、準備を進めている。戦後、公の場に出ず「沈黙の提督」と呼ばれた井上成美(しげよし)、嶋田繁太郎元大将らが後輩の元軍人の聞き取り調査に応えたもので、昭和海軍の実像を伝える貴重な資料だ。【栗原俊雄】

 記録を保管しているのは、旧海軍OBらが構成する財団法人「水交会」(東京都渋谷区)。1956〜61年ごろ故・小柳富次元海軍中将らが聞き取り、冊子にしたもので「小柳資料」と呼ばれる。

この夏、NHKスペシャルで紹介された”海軍反省会”よりも、更に前ですね。
井上成美 - Wikipediaの記述を読んでいると・・・いったいどんなことを語られたのか、ぞくぞくします。


今日は、太平洋戦争開戦の前日。
NHK総合TVでも、夏の番組を踏まえた特番をやってました。

二度と経験できないし、あってはいけない失敗なのだから、その貴重な教訓を、後世に残さなければいけない。日本の組織は、成功談は残すけれど、失敗の教訓は消えてしまうことが多い。海軍が残そうとしたことは尊敬する。


公開するには、支障がありすぎたであろう貴重な記録。
たぶんこれから数年、こうした1次・2次資料が、たくさん刊行されるであろうし、そうであって欲しいと切に願っています。