ハローキティのドリームエンジェル かつしかシンフォニーヒルズ・モーツァルトホール

「どれ、見せてもらおうか、サンリオのミュージカルとやらの性能を」
・・・ってなわけで、招待されたので見てきました。2階席2列目からの鑑賞。観客は、1階はほぼ満席、2階は20人ほど。ほとんどが小学校低学年までのお子さんを連れた家族でした。


出演者の力量は、TDRのトップレベル同等と感じました。
クロバットなどで面白い試みもいろいろ。新体操の経験者が多いのかも。
しゃべりも踊りも上手いし、表現力もある。個性もにじみ出てる。
ばーんと、はじけてるひともいました。


なのに不思議と、ぐっと来ませんでした・・・。
僕の場合いつもなら、たとえ台本や演出が悪くても、そのひとならではの、かけがえのない個性さえ現れてれば、退屈しないんだけど・・・今日はなぜか。



そのあと、TDRに行ったら、どのショー観ても、ぐっと来て。
楽しい場面でも、びっと揃った踊りに、涙がこぼれたりして。
ここ1年強まってる、舞浜のこの感じが、なかった。
なにが違うんだろう?!?



たぶん、志の深さだと想うんです。
「小さいお子様に、ミュージカルを好きになってもらおう!」という意図は、ひしひしと感じた。そして、かなり成功してると想います。
しかし、ショーのテーマ”夢”について、”お客さんにこういうことを起こそう”という意図は、ごく薄い気がします。歌詞ではああだこうだ歌ってるけど、お題目だけで、舞台世界として表現していない。


ミニー・オー!ミニーの製作者、”世界平和”を意図してましたよね。我々ゲストは、それを知らなかったけれど、でも、受け取っていた。感じていた。
出演者も、たぶんその志を共有し、誇りを持って、舞台に立ってるんじゃないかなぁ。だから、ゲストになにかが伝わる。
きっと、TDRのどのショーも、そう。


小さなお子様だけをターゲットにしてるか、親も楽しませようと意図してるか、の違いとも言えるかも。