トップランナー フェンシング北京銀メダリスト 大田雄貴さん

  • 負けず嫌い。なんに対しても自分の意見をしっかり持っている。
  • 小学生のとき、オリンピック選手の試合を見せてもらって。

凄い。神の領域。見えない。衝撃。
でも、オリンピックでは一回戦巻け。世界って一体、どんな凄いところなんだ・・・

  • 17歳 大逆転での全日本優勝

大先輩。はじめて競技者の顔を見た。凄かった。勝てる気が全然しなかった。
10対2からの大逆転。
3点目を(相手のミスで)取った瞬間、スイッチが入って、「ゾーン」に入った。とられる気がしない。無。
15点目だけは、相手の動きがずっと見えて、取れた。
3点目と15点目は、今も良く覚えている。

  • スランプ

ルール変更。審判機のタイミングが変わり、得意技が反応しなくなった。
オリンピックに出たと言う満足感もあった。
ついに、年齢別だけでは勝ててる・・・という支えが、インカレでの敗北で崩れた。
もう、オレグ(ずっと合わない会わないとおもってきた)しかない・・・と頭を下げる。
「なぜそれまでいえなかったんですか」顔が、一種固く、正直になる。
負けず嫌いが悪い意味で出た。プライド。俺は最高の人たちに囲まれてきた。そのなかにオレグは含まれていなかった。オレグがいないと勝てないとわかっていながら。
オレグコーチのコメント・・・コーチとしてではなく人間としてお答えしましょう、正直「とても嬉しかった」とは言いがたいですね。彼が私をコーチとして認めていないのは判っていましたし、今頃ようやくきたか・・・と。


すべてを2週間で吸収、アジア大会で優勝
オレグが与えてくれたもの・・・勝てると言う自信

  • 職業病はなんですか・・・エレベーターのボタンを、誰もいないことを確認して、フェンシングの動作で踏み込んで押す。女性キャスターが、ぷっと笑う。会場が和む。

とてもりりしく明確に。